2ヶ月半ぶりの作陶

中国出張やらインド出張やら家族行事やらで2ヶ月半もご無沙汰していた作陶を久しぶりに再会。今となっては数少ない趣味すら碌にできないのは情けない。料理を趣味にするだとか、平日の夜にできる趣味にするだとか幼児の子育てに相性の良い趣味の方が良いのかもしれない。

 

長らくほったらかしにしていた信楽白土を練ったのだがボロボロとヒビが入る。粒子が不均一になって粘りのない状態を「土が疲れている」なんて言うが、それこそ水に浸してに寝かせる」とまた均一化して粘りが出る。日本酒を入れたり、堆肥やなんかをいれて腐らせたりもするらしいのだが、それをやる時間も気力もない。

f:id:mangokyoto:20170528195416j:plain

そんなわけで粘りのなさを逆手にとってヒビ割れを強調した鉢を成形した。

 

 

多肉植物鉢だと、少しぐらいの亀裂から水が漏れるぐらいが排水性に優れて丁度良いぐらいだから、気安く作れる。まあ、面白味に少し欠けるけど轆轤に使えなさそうな土なので仕方ない。

 

f:id:mangokyoto:20170528195444j:plain

こちらも植木鉢二つ。中はくり抜かれている。

 

f:id:mangokyoto:20170528195938j:plain

コンクリート片から多肉植物が生えている感じを出せるのではなかろうかと。これをコンクリートの三和土や、家の駐車場の上に転がしておいても面白いのではないかと。

 

f:id:mangokyoto:20170528195827j:plain

座禅草のようなモチーフに愛犬マンゴー殿を載せてみた。筒の中に多肉植物を植える予定。ここからもう少し、完成させるまでにいじりたいことがある。

 

f:id:mangokyoto:20170528195527j:plain

なんなら、マンゴーが大往生した後には分骨して入れても良い。そうなると、台座もつけたい。犬は釉薬を掛けるとあまり細かく彫り込んでも意味がなくなるので、荒く削った風に留めてみた。



結局のところ、それなんなんですか、と言われるような実用性が不明なもんを作ってる時が一番楽しい。会社サボって朝から晩まで大きい鉢を造りたい。