鹿鉢、酒器一揃え、瓦礫鉢、鹿絵沓鉢

 

 

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酒器一揃えが無事に焼き上がった。

 

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一合入れられる酒器は発色が悪かったのでマンガン窯変釉を掛けて二度、焼いた。その甲斐あってか、貫入の入った金属光沢を帯びた濃褐色の陶肌になった。

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ところにより金、黒、褐色の金属光沢が出て、光をあてると貫入が浮かび上がる。渋いねえ。満足のいく焼き上がりだ。これは厚掛けではなく、二度焼成しないとこうならないのだろうか。

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酒器に酒杯2個を添えたものを一式で包装した。人生で初めて、自作の陶器を人に贈る。なんだか、小っ恥ずかしいし、贈るに足る水準なのかも疑わしい。同僚の昇進祝いなのだが、まずは実父への祝いなどでもっと腕を磨いた方が良かったようにも思う。赤い緩衝材とともに包みながら、「女子かよ!」と自ら心の中で突っ込むこと数回。偏見。ええい、ままよ。モノ自体よりも気持ちと思ってくれればありがたい。

 

 

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黄緑がかった気持ちの悪い発色をしたものも上に重ね掛けして再度焼いたらこの通り。本来は断面を焦げた土肌にしたかったのだが、使用に耐えられる状態まで回復できたので良しとしよう。割れ目から生えるように、茎の長い多肉を植え込みたい。

 

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頭のでかい鹿を上から撮るとさらに頭でっかち。他の方からは木彫りみたいに見えるとのこと。

 

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クリスマスだからトナカイを描いてみた。角が沓型の碗を一周している意匠。

 

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頭を掻く犬の土片。余った土で手慰みに作ってみた。そういえば来年は戌年。犬を飼っているというのに、犬の正月飾りを作ってこなかったことを反省。

 

はよ、植え込んでみたい。