希少な皇居内の桜見。まるで品種博覧会のよう。

今週のお題「お花見」とのことだが、この時期はFacebookInstagramも日本の友人は桜の報告で溢れている。綺麗な桜を観たら投稿せずにはいられない我ら日本人。

 

今年は3月24日〜4月1日まで公開しているという皇居の坂下門から乾門までの750mほどを歩いて通り抜けた。

 

毎年公開しているではなく、2年ぶりだという。前回は10日間で51万人が訪れた桜の人気スポットなのだそうだ。

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石垣と櫓に桜。京都や弘前、姫路など城に桜の名所は多いが東京のど真ん中でも楽しめる。案外、知らない人も多いのかもしれない。私は知らなかった。

 

桜の大半はもう散り際だった。散る花弁も桜ならではのクライマックス。

 

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黒い板壁を背景にした桜は映える。

 

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道灌堀の桜。

 

鬱金御衣黄、関山、八重紅枝垂、一葉、普賢象、楊貴妃。株元には品種名が書かれた立札があり、まるで桜の品種博覧会のよう。

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所々に立っている制服姿に単なる史跡公園にはない緊張した空気を感じる。警察犬は京都御所のように葵の御紋の皇宮警察服は着ていなかった。あれが見たかったのに。

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乾門の外の枝垂れ桜が最も花ぶりが見事だったのはご愛嬌。

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陽の傾いた千鳥ヶ淵も相変わらず見事。あの花弁で埋め尽くされた水面に櫂を入れて漕ぐのは優美だろうよ。

 

もう、これで桜は見納めかね。

 

九段下駅を降りてすぐのお堀は傾斜に生える桜に迫力がある。全盛の頃にまた来年、観に来たい。