咲き乱れる花壇。グロ美しい大輪チューリップ。4月の緑道

今週のお題「お花見」ということだが、何も桜だけでなくとも良い。色様々な花を眺めながら酒を飲むのも気持ちの良いもんだ。

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機会を伺い、示し合わせたように一斉に動き出した花壇。

 

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中でも目を引くのが縁が鋸様な花弁のチューリップ。まるで多肉植物のフォーカリアのような形状に白と濃桃色の華やかさを纏う。グロテスクだと思う。無論、美しいけれども。

 

例えるなら、鱚にに対して赤ムツ。あるいは赤身に対しての特上トロ。植物としてのメタボリズムが暴走した姿。

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そしてこちらは巨大な巨大なチューリップ。三角の羽を展開する。

 

ホームセンターで買った150円の球根のグレードたるや。植えて数ヶ月経たないとどんなサイズと形状の花が咲くかわからない、気の長い花のガチャガチャのようで面白い。そして一切、ハズレがなかった。

 

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 厳しい冬にも雪にも耐えたアネモネも忘れるなとばかり咲き続ける。無論、アネモネにとっても冬より春の方が快適だろうよ。

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「乙女桜」という紅葉も芽吹いた。紅く芽吹いて、紅く散るこの品種が好きだ。しかも芽吹きの紅は散る紅よりも瑞々しく鮮やかだ。

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紅葉と桜の競演が可能。桜は「仙台枝垂れ」という八重の品種。

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「かえる公園」のこの遅咲きの椿はなんて品種だろう。中央の花弁が弾丸のように、蕾のように、閉じたまま花が散っている。生態に背を向けて授粉を拒否した品種改良。

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山吹色 は英語だとマリゴールドだとかゴールデンイエローなどと呼ばれるらしいが、山吹色は山吹色だよな、と思う。学名がKerria Japonicaとされているように日本で古くから親しまれている、欧米では珍しいバラ科ヤマブキ属一族一種の花だそうだ。

 

山吹色の波紋疾走は日本に縁を持つジョナサン・ジョースターならではの名前なのだな。なんのこっちゃ。シャガもシャガだけで群生するより、混生した方が引き立つ。

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幾何学。回転させたい。やはり左回転。

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見落としそうなのが色鮮やかな花々に囲まれて埋もれがちな鈴蘭水仙。近くで見ると、なんとも爽やか。