高円寺から初夏の谷川岳へ。初めて練馬インターから高速道路に乗って北へ、北へ、3時間。
折角なので牧場ではなく谷川岳に行かせてもらうことにした。乗物好き幼児にはロープウェイとリフトのコンボは楽しかろう。御岳山をさらに雄大にさせたようなコースだ。
立派な座椅子のついたゴンドラへ。
ゴンドラ駅を出る寸前の加速に胸が踊る。
緑が濃くて美しい。少し雲がかかった日で快晴とは言い難いけれども、この季節はまだ乾いてひんやり爽やかな風が気持ち良い。
飛び込みたくなるような滝壺が眼下に見えた。
ゴンドラ駅の展望レストランで昼食。ここは冬はスキーゲレンデ下のレストランとして機能する。学食にあるようなトレイにカツカレーや山菜うどんなどのメニュー。凝った美食ではないスキーゲレンデにありがちなメニューではある。
ふにゃふにゃとした饂飩に漬けてあった山菜とお揚げさん。でも、不思議とガッカリもしない。展望レストランが目当てだし、子供は美味しそうに食べてくれる。
まだゲレンデには雪が残っていた。
大人往復720円、未就学児童無料。そこからさらに山頂までリフトに乗ることもできるのだが、その値打ちはある。山野草の生命力に溢れた斜面をギリギリの高さでリフトが上がっていく。高原植物やら蕨やらを眺められて楽しい。距離も長く、乗り甲斐がある。芽吹く草、咲く花の移り変わりを楽しみながら何度も乗りたい。
リフトは地表から1mの高さもないので、万が一、落下しても問題ない。時折、足裏に草が当たりながらグイグイと上がっていく。冬には5m近く積雪する山なので、夏と冬でリフトの高さを調節するのだそうだ。
リフトで上がった展望台。ここから谷川岳まで登山すると2時間半ほどだという。
山稜に続く登山道が双耳峰の谷川岳へと伸びる。美しい山だと思う。しかもこの規模の山に残り2時間半の距離までロープウェイとリフトで上がれてしまうなんて、半端な自分のような人間には有難い。子供が大きくなったら親子で登ってみたい。
下りのリフトも眺望が素晴らしい。向かいに朝日岳が見える。
牧場牛乳のソフトクリームというわけではないけれども、子供達はそりゃ、大喜び。夏は草原となったゲレンデでベンチに座ってソフトクリームを舐める。
バイバイ
幼児二人連れでも心配なく登れる、絶景の谷川岳。ひんやりと爽やかで快適至極だった。
朝 ヨーグルト
昼 山菜饂飩
夜 牛すき焼き、豚しゃぶしゃぶ、腹一杯