- 最新設備好きな妻を満足させる清潔な水周りや内装
- 和の懐古趣味な私を満足させる古民家一棟貸切
- 自由に借りられる開放感のある4つの貸切家族風呂で家族だけの時間
- 子供を寝付かせた後には露天風呂付き大浴場を満喫
- さらには部屋にも窓を開放して入れる露天風呂
- あちらこちらに民芸陶器と額装された絵画、美術品
- 豊富で洗練された美味な食事
- 待合や鹿威しを備えた美麗な和風庭園
- 豆から挽いて淹れてくれる珈琲マシンを配備した格式ある茶室
- 浴衣や手拭いのデザインが古風で好み
- 鏡の縁が木枠で好み
- 体重計がハイテクレトロ
- 古民家、日本の美術、そして人目を気にせず温泉を楽しめる外国人にお勧めできる温泉旅館
三国街道沿いにかつてあったという旅籠屋。いつしか廃業していた宿を13代目が再度開業に漕ぎつけ、現在は15代とのこと。
宿の所在も違うし江戸時代創業と言うのはあたかも断絶した年月が無かったかのようで大いに誤解を生むと思うけれども。2代前が江戸時代に再開業したというのも無理がある。こういうことが詮索される昨今、老婆心ながらこの宿には無用な煽り宣伝文句だと思うからやめたほうが良さそう。
明治から続く15代続いた豪農の蔵を移築した大浴場。
庭にはなんとも風情のある待合と茶室がある。今は丁寧に手入れされた喫煙所へと転用されている。
立派な水屋が併設されていて茶碗も並ぶ。
こちらが客室。最先端高機能マッサージ機が置かれている。80.7㎡の広々とした客室で一棟独立した家屋を貸切できる。
洗面所も和にして新にして清潔。この鏡を黒の木枠で囲むのはとても好みな意匠。シンプルだが無機質ではなく味わいがあって良い。
客室風呂。
貸切温泉風呂。
もう一つ、貸切温泉風呂。空いていれば追加料金もなく、40分を目安に利用できる。こちらに家族で入った。
角の大きな窓を全開放できる半露天風呂。6人家族でも余裕で入れそうなゆとりある湯船。男湯と女湯に分かれて入るのではなく、時には全員で入りたい。家族を感じられるこの時間がとても好きだ。
大浴場の待合。
あちらこちらに高機能マッサージマシンが置かれている。
庭の一景。石燈籠のデザインも面白い。蹲の周囲に活着する野草が素晴らしい。とってつけではなく、しっかりと調和されている。
すき焼き。ダイエット始めていたとしてもこれは食べないとな。サシが入り過ぎだろう。酷い。美味い。
この大径の丸平皿、ワンプレートランチの皿として秀逸ではないか。黒土に白化粧か白釉で角に黒土の地をのぞかせる感じで自分も作ってみようか。これ自体は轆轤ではなく型打ちの工業生産品のようだ。
しゃぶしゃぶ用の豚。いや、脂が多いって。でも美味しいって。やめて欲しい。
白米には蕗味噌を載せてくれたり山椒の佃煮を載せてくれたり。汁椀は鯉こくだった。
ココナッツのアイス、絶品なプリン、そして水果。
明るいうちに家族で入る風呂も愉しいが、子供が寝付いた後にゆっくり入る温泉風呂も旅行の醍醐味。
手拭い、渋くないだろうか。あ、持って帰ろう、と思った。外国人の知人なんかもこういうデザイン、喜んでくれるように思う。
車のタコメーターのような体重計。針がギュンと動いて体重を指す。70。。。スピード違反というかなんというか。自分としては法定速度の60以下で人生を巡航していきたいところなのだが。不摂生の積み重ねは数字に表れている。
こちらもインダストリアルなデザインで秀逸。ダイエットで取り敢えず3kg減らしたらとっておきのかっこいい体重計を買ってもらおうか。
ぐっすりオヤスミ。
我が家の一角をこんな風にリノベーションしたいと思わせてくれた和に最新設備と美術品を調和させた良宿。
外国人にお勧めの宿を聞かれたら、ここも候補に加えられるように思う。群馬で谷川岳登山やラフティングなどの体験と組み合わせたら最高な週末プランが出来上がる。
朝 旅館の豪勢朝食
昼 抜き
夜 真空低温調理ロースとサーロインステーキ、トマト、ほうれん草、西瓜、白米
夜食 カリントウ饅頭
あらら、晩御飯に白米を食べた上に饅頭まで食べてしまった。