上海のアートギャラリー街区に足を運んだ。食事も含めて3時間ほど滞在しただろうか。雑多な無数なモノを観てまわると、良い気分転換になる。買い物が好きな人にとってのウィンドーショッピングはこんな感覚なのだろうか。
ここは展示だけでなく、制作工房を兼ねているギャラリーも多い。けしてお安くは無いけれども、本当に気に入る作品と出会えるかもしれない。
元々は倉庫街だったのを綺麗に整備し直しているが、基本的に倉庫の建物を活用しているので工業的な風情が残って芸術街区に実に合う。
クリニャンクール的な西洋貴族趣味のアンティーク屋もあった。好きな色に塗り直した蓄音機の喇叭なんていうのも面白いインテリアかもしれない。
砕いた陶器を再度寄せ集めて成形したもの。
ロビンブルーのベスパは色も形も絵になる。
ボトルに彩色して猫が描かれている。これでチェスができるのだろうが、猫の絵柄で駒を判別することはせずに、結局蓋に付けられたチェス駒だけを見てゲームをすることになるから実用性には乏しそう。
眼鏡をかけて、ほんのり髭が伸びている。キングとクイーンにはあまりに誇張のない写実的な男女が描かれていて、その真面目な表情になんだか可笑しくなってしまった。
元は倉庫なものだから大空間がそのまま展示に活かしやすい。
箱も観ていて楽しい。
街区を散策していると絵になる一角があちらこちらにある。錆びた開閉弁に赤紫の紫陽花が不思議と合う。一眼レフカメラを持ってきたら倍の時間を潰せそうだ。
ふとしたところに花が咲く。これがあるのとないのとでは風情がだいぶ変わると思う。
全て売物。我が家には大きすぎてどうにもならないけれども。いつか、油彩にも手を出してみたい。はよ隠居したい。
もう無用なくらいにボルトで繋がれている。適当に撮ってもカッコいい被写体。
これは廃棄するのはもったいない、と誰かが思ったのだろう。鮮やかな水色の鉄扉が腐食して赤錆が沸いてなんともカラフル。
ガラス板を使ってレトロなポートレートを撮影してくれる写真館があった。注目は最下部に貼られた後ろ姿の男の写真。そう、世界の。。。
配電盤が民族アートのように塗られていた。
ギャラリーの改装中ですらアートに見えてくる。西瓜の赤がそれっぽい。人は見たいものを勝手に見出すのかね。
実際にはギャラリー内で沢山の作品を観ているのだが、撮影不可につき何も記録に残さず残念。
-鮮やかな山容の油彩
-絹に彩色した鶴や馬の絵
-紙に水彩で描かれた鳥や紅葉の絵
素晴らしい作品が沢山あった
写真撮影不可の作家には、こんな作風見たことがない、というものがいくつもあった。韓国のオシャレなアートはどちらかというと高品質な二番煎じが沢山ある印象を受けた。上海はその点、新鮮さがあった。
ガラス天窓からの陽光が明るいレストラン。ここはよく様々な音楽ライブも行われているらしい。
冷たい麺を食べた。なかなかの辛さ。麺に歯応えは皆無だが、給食麺のような食感でこれはこれで美味しかった。
もう糖質の塊のような昼食になってしまった。添えられた野菜は栄養が限りなく皆無だという胡瓜のみ。
ダイエット記録
朝 ホテル朝食 野菜、クロワッサン、果物、ヨーグルト
昼 辛冷麺
夜 ソーセージクロワッサンとラテ
エルボープランク+サイドプランク+ヒップレイズ+ダイアゴナル2セットづつ