街並みが変わったとして一番印象的に映るのはロータリーだと思う。
言わば街の顔。40年の営業を終えてミスタードーナツが無くなった。日高屋が代わりに入った。ガード下にはマクドナルドとケンタッキーが対峙する。こと、駅前に限って見ればチェーン店だらけだ。
高円寺の寿司屋と言えば桃太郎すし。有名らしいが行ったことはない。
昭和レトロな居酒屋だけれども、本当に古いというよりはリバイバル系か。
駅から離れるに連れて個性豊かな独立店が増えていく。今やポリティカルコレクトネスの観点からはアウトな気がする、老舗洋食屋「クロンボ」
ケバブ屋の脇の狭い狭い路地には沖縄料理屋、そしてその先には謎のアヴァンギャルドな顔オブジェの小さな呑み屋がある。
ディープな店だけかと思えば爽やかな洋風小料理屋もある。カウンター越しには女性店主一人が入るだけの厨房。カウンター席は5、6席。いつも客が入っている。隠れた小さな憩いの穴場なのかもしれない。
第一市場の鰻串屋側はカーテンで仕切った庶民的な呑み屋が連なる。
無化調ラーメン屋側は開けた感じで中心はベトナム料理が安くて美味しい「チョップスティックス&ビンミン」。向かいに「クジラ」
フォトギャラリーバーも長らく気になっている。「天すけ」で食べると、安くてお腹いっぱいになりすぎてしまってハシゴ酒を飲む余裕が残らない。
中通り方向へ。漢の床屋、「BAD NICE」
そして古着屋の聖地、高円寺の最深部はやはりキタコレビルか。1階には「ハヤトチリ」が入る。
レディガガが衣装を買う店というだけで、なるほど、となる。DJ KOOがここの帽子を被って紅白歌合戦に出たそうな。
キタコレビルの奥には呑み屋「唐変木」。階段を上がると「サウスポー」という女性向けの奇抜服を売る店があったのだが少し前に移転してしまった。
キタコレの西側裏にはなんだか寂れたレトロな呑み屋が入っていて、気になっている。
中通りを西に進むと渡世ネコの巨大球体関節人形が飾られたネコグッズの店がある。
今日も夢見て誰かが歌う。