週末とコミュニティ、季節の工作


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 囲桃園公園でもちつき会が行われていた。桃園町会によるボランティアに近いお祭りだ。100人分の豚汁、ソース煎餅、もちつきなど。

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大勢が列をなし1時間待った甲斐のある搗きたての餅。3個入りがセットで100円。餡子と黄な粉を3つづつ2セット購入した。蕩けるように柔らかく、餅そのものにも甘みを感じるほど。

 

父と息子二人、200円でお腹いっぱい。採算も何もあったものじゃない、材料費を多少補填するばかりの良心的な値段。近所のご老人も制限一杯まで買っていく。搗きたての餅の美味さは店では気軽に味わえないのを、みんな知っているから。


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 それから井草森公園に移動した。目当ては落ち葉のプール。

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ボランティアによって掃き集められる大量の落ち葉。この落ち葉は腐葉土にされて花壇に使われたりするらしいが、その前にこうして遊んでしまおうという粋な計らい。

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子供達は大興奮。ダイブしたり落ち葉を空に巻き上げたり。

 

 さらには松ぼっくりやどんぐりをグルーガンで接着してリース工作ができる企画があった。土台の蔦の輪が100円とこれまた良心的な値段設定。籠にどんぐりや松ぼっくりなどの素材が入っており、それらを自由に使うことができる。

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 マジックでどんぐりをカラフルに塗り、ガシガシと貼り付けていく。幼稚園児の塗りムラもあえてそのままに作ってみた。あまり大人が綺麗に仕上げすぎてもつまらんからな。

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どや。素材が良いからか、適当に貼り付けていっただけでなかなかの出来栄え。

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小学生以上が参加可能という木登り教室が催されていた。ハーネスをつけ、ロープで身体を引き上げていくとんでもない本格派。

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空中に貼られたターフで休めたりと、かなり胸が踊る本格派。

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利益度外視の価格設定でいろんな催し物があり、とても楽しませてもらっている。

 

夜には火の用心の見廻りがあったり、朝には通学路の横断歩道に交通安全ボランティアが立ったり、さらには神社や地域の公園でのお祭り、緑道の管理などあちらこちらで地域ボランティアの方が活動されている。その人達の顔が浮かぶと、ゴミが捨てられていたら拾う気になるし、公共の場を大事に綺麗に使おうという思いも強まる。

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地域の行事にお世話になりながら育つと、その地域にますます愛着が湧いていく。そしてもう少し子供の手が離れたら今度は自分が少しはお手伝いしたいと思う。

 

「子育てに向かない街」だの、「出ていかないと芸人や音楽家、役者として成功できない堕落させる街」だの、「夢破れた若者の街」だの、そんな枕詞のつく高円寺。その周辺の杉並区も含めて、地域コミュニティの形成された良い街だなあ、と思う。無論、金曜や週末に酔っ払いが喚いていたり、生垣に突っ込むように酔いつぶれていたり、喧嘩があったりもする街でもあるけれど。