上腕骨肉解剖鉢の造形

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信楽白土と赤土4号のそれぞれの色味を活かしたくなって作りはじめた。没頭すること3時間。外からは見えないインナーマッスルも忠実に作ったので時間がかかった。

 

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名付けて「上腕骨肉解剖鉢」。誰が何と言おうともオブジェではなく植木鉢だ。

 

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上腕二頭筋のパンプアップぶりが凄い。

 

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横から見ると骨と肉のコントラストが美しいように思う。

 

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無論、植木鉢だから骨と筋だけとはいえ、土を入れて植え込めるようにしないといけない。それが故の筋肥大した上腕二頭筋だ。上腕筋、三頭筋もそれぞれ独立した鉢にした。

 

赫麗や火祭などの真っ赤に萌えるクラッスラ系多肉植物を植えたい。血潮のような赤。

 

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個人的には指骨に着く深指屈筋にさらに両側から巻きつくように付く浅指屈筋が見所だと思う。

 

 

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尺側手根屈筋を大破させ、そこからも植え込めるようにした。水抜きの穴も開けてある。

 

掌に母指対立筋、小指外転筋をつけ忘れた。

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果たして、分解することなく無事に素焼きできるだろうか。

 

補強の為にも釉薬を掛けたいが、せっかくの白土と赤土が見えなくなってはつまらない。だからといって透明釉を掛けてテカテカとするのも好みではない。何を掛けるか、とても悩ましい。

 

前途多難な植木鉢を作ってしまった。無事に焼きあがるかわからない緊張感があると、無事に焼きあがった際の喜びも格別だ。どこに置くか思案するのも楽しい。