以前から気になっていた、中野のレンガ坂の裏通りにある上海家庭料理の食堂。
この目が斜視で底抜けに明るい表情のシェフの絵が気になっていたのだよな。
「孤独のグルメ」という深夜番組にも取り上げられていたそうで、評判も高いので行ってみた。幸にして予約は要らなかった。
黒酢スペアリブ。調理済みのものらしく、注文後真っ先に出してくれた。味が染み込んでいて、美味しい。スペアリブのマーマレード煮に似た味わい。ビールに合う。
水餃子が人気らしいのだが、売り切れていた。そこで雲呑を頼んだ。豆板醤が載っていて頭の天辺から汗が噴き出すほど辛い。なんとも大陸的な味で、胡麻油の味わいもあり美味。ビールに合う。
炒飯。塩気が強め。ビールに合う。
もう少し食べられそうなので追加注文した。
ちなみに「孤独のグルメ」で食べられていたのが白切鶏、青菜の水餃子、トマト卵炒め、そしてこのレバニラ炒めだそうだ。五郎さんは番組中で「何なんだこのうまさ?このレバー、うますぎる。これをレバにらと言うのなら、今までの人生で食べていたレバにらは何と呼べばいいんだ?」と絶賛している。
なるほど。取り上げられるほどの目新しさがある。レバーがフワフワと柔らかく、タレも濃厚。たまらず白御飯を追加してしまった。これまたビールに合う。
そう、ここの店の食事は味付けは濃い目でビールに合う。酒とともに食べる店だ。
おばちゃんが、厨房に上海語と思しき言葉で注文を伝える。日本語もしっかり通じる。少人数で回しているので、なんでも迅速にとは言わないけど、ほんわかとしていて好感が持てる。
五郎さんが「孤独のグルメ」の中で実践していたトマト卵炒めを御飯に掛けて食べるやつ、いつか試してみたい。