「今、〇〇空港ナウ。(死語)これからXXに行きます!」とSNSに投稿する人をエアポートおじさんと呼ぶらしい。海外出張に行くことの自慢のニュアンスもあるそうだ。LCCもなく海外出張がとても高価だった時代の感覚を引き摺っているところに「おじさん」臭がするからか。エアポートおじさんと聞くと空港で暮らす羽目になった男を描く「ターミナル」という映画を思い出す。いいじゃないか、空港男。
私も普段ならば大抵、2泊ほど延泊して遊んで帰るので海外出張は歓迎なのだが今回に限っては全く気が乗らない。
- 2週間分の荷物を詰め込んだ大きなスーツケースを早朝の満員電車に持ち込まないといけない。
- 羽田発ではなく成田発。
- ムンバイに10時間かけて着いたら即、仕事相手と夕食会。
- 延泊なし。仕事後に空港直行、深夜2時半の便でムンバイからソウルへ。
- チベット亡命政府のあるダラムサラか、シーク教徒の聖地アムリトサルに行く予定で宿も飛行機も調べたのに。
- 週末をせめてインドで過ごしたかったが、香港の騒動で経由便がキャンセルされてしまったのでソウルで過ごすことに。
- ソウルはなんと夜には氷点下-6℃まで冷え込む見込み。昼の最高気温4℃って寒すぎやしないか。
- ダウンジャケットやらセーターやら防寒具が必要となり荷物が嵩む。
- 週末にソウルで行きたい観光地は特にない。買いたいものもない。
- 仕事後にこれまた空港に直行して夜の便で上海へ。もう、上海で行きたい所はほとんどないのだよな。
年に一度のインド出張が楽しみだったのに、最も短い滞在になってしまい、観光要素も全くなくなってしまった。遊びに行くのではない、仕事への真面目さが足りないと言われるかもしれない。しかし私は遊び要素を糧にして仕事を頑張ろうとしてきた。その活力源が失われたのはしんどい。本当にしんどい。気力不足での強行軍は体調を崩す可能性が高い。
せめて気力を励起するために年末にやりたいことを列記する。
- マッサージ屋に行って身体をほぐす。
- 高円寺で見つけた美味しくて劇安フレンチビストロに妻と再訪する。
- 蕎麦割烹に行く。
- 夜、ジムに行って阿佐ヶ谷で新規店開拓。
- 豆腐料理を探究。
- 子供達とどら焼きを作る。
- 子供達とクリスマスケーキを作る。
- 子供と縄跳の練習。
- 次男と公園でサッカー。
- 一眼レフを引っ張り出してきて家族を撮影。
- 代休をとって丸一日、作陶三昧。
- 素焼きに鉄絵を描く。
- 水槽の角に掛ける遺跡風多肉植物水耕栽培鉢の作陶。
- 鹿鉢の作陶。制作過程をまとめる。
- 聖杯の作陶。
- バルコニー温室化改造。防寒ビニールシートをつける。
- 庭の手入れ。ミニトマトの撤去。
- 柵の補修。
- チューリップを植えまくってみる。
- GOT最終章を一気に観る。
- 自転車を買う。
- レモングラスを収穫して馴染みの店に届ける。
- 気の合う友人と忘年会。
- 高円寺のボルダリング教室に体験参加。
- ラテアート教室に参加してみる。
- https://icotto.jp/presses/5366?page=2
成田空港を今まで敬遠していたが、長距離便、ビジネスクラス利用時はありかもしれないと認識を改めた。