作陶記録。山羊頭鉢の造形、吊り鉢の多肉植物絵付、サボテン 大鉢の素焼き

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2週間前の終わり30分でやっつけで作った山羊の頭。写真など資料を見ずに作っているので鼻の形がおかしい。眼を開けているのもなんだか陳腐。

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で、2時間かけて直した。

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眼を薄く開けて微睡んでいるような表情へと改変し、鼻を直し、角を装着し、乾燥して強度が出てきたので首の内側を削って薄くした。参考資料を見ずに進めているので実際の山羊の鼻とは違うかもしれないけれども、私の頭の中の山羊を作る趣旨だから構わない。出来上がったら実物写真と答え合わせしてみよう。大分、整ったように思う。

 

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穏やかな表情が出たように思う。

黒土で作っているので、毛並みはマグネシヤ釉を掛けて白くし、鼻先は釉薬を掛けずに黒土のマットな質感を露出させよう。肌は敢えてスベスベに均さずに指痕の残った雑な感じにした。

 

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角が乾燥し始めて凹凸のコントラストが出てきた。仕上げには金ラスターを凹部に擦り込み、凸部は黒土を露出させて黒い角に表情を付けてみようかと思う。

 

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眼球は黒土のマットをそのままに。眼に光がないのが良い。睫毛は無事に素焼き後にも残ってくれるだろうか。

2時間半で土塊からここまで作れたのは作業効率が良かったほうだと思う。年内に素焼きするのは難しいか。ちゃちゃっと手を動かしてみて、思いの外、すんなりと形になると気分が良い。

 

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残りの時間で吊り鉢に絵付する。サボテン を呉須で、境界線を鉄で描き、さらには一号透明釉を筆で塗った。実は絵付は殆どしたことがなくて、運筆が酷い。しかも素焼きの表面はザラザラした上に水分を吸うので筆が走らない。呉須の濃度調整も合ってないのだろうな。

 

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これを還元焼成に掛ける。かなり実験的な作品になってしまった。こういうものは本来はテストピースで試すべきなのだろうね。

後から、弁柄の上にも一号透明釉を塗るべきだったのか分からなくなった。

 

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最後に、大ボスのサボテン 巨大鉢を本窯に入れて素焼きする。背丈が高過ぎて窯は空きスペースだらけでなんとも勿体ない。

 

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他に素焼きしたい人がいないから良いのだそうだ。これでいよいろ次回は釉掛けができる。上半分がマグネシヤ釉、下4分の1が土肌、さらにその下4分の1が黒マットかマンガン窯変釉のレイヤーにしてみようかと思う。早くエケベリアを20株ぐらい差したい。