揚羽蝶の幼虫保護

miyotyaさんからご助言コメントを頂いたこともあり、揚羽蝶の幼虫を保護することにした。多謝。


朝、マンゴー殿の散歩がてら庭先の山椒の木を確認したら2頭のうち1頭がどんなに探しても見当たらなかった。もう鳥に食べられてしまったのかもしれない。そこで残りの1頭を保護させてもらうことにした。

鳥のほうがまだ民家の庭先の木の実を含めて食料はあると思うのだよな。しかし都会における揚羽蝶の生育環境は少なく厳しい。鳥には幼虫ではなく他のものを食べてもらいたい。

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父性が発動して保護してしまう。もう飼育マットの中に何匹いるのかわからないカブトムシ幼虫、ミヤマクワガタ幼虫、メダカ、緋泥鰌、睡蓮鉢のコメット金魚に加えて揚羽蝶の幼虫も迎え入れてしまった。夏に蚕が10頭以上も蠢いていたことを思うとたったの1頭だ。

カブトムシの飼育ケースを縦にして収納。食卓の上に置くことは賛否が分かれるが、ここが最も朝晩の目が届く。山椒の水換えも必要だし。

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終令幼虫だと思う。あと少しで蛹になれそうなところまで来た。ナミアゲハかな。

山椒の葉は食用の他の柑橘類の葉よりも上位の餌らしく、山椒の葉に慣れると他の柑橘類の葉は受け付けなくなる個体も多いのだそうだ。ところで新鮮な山椒の葉を食べる幼虫は鳥にとっても風味が豊かで美味だったりするのだろうか。少なくとも体内で消化中の葉からは山椒の風味はするだろうから。幼虫の肉自体にも山椒の風味は移るだろうか。


午後、用事があって出掛けて帰宅する際に山椒の木を見たらもう1頭もいた。朝、隈なく探したのにどこに隠れていたのだろう。まさか地表に降りることもあるのだろうか。


妻からは食卓の上に置くことに大きな反対を受けている。プラケース越しなら衛生的にも問題ないと思うのだがな。食卓は基本的に暖房を一切使わない。居間だと暖房を使うこともあるのでそれが幼虫の生体リズムを狂わしてしまわないか心配している。


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スズメガの幼虫も見つけた。保護しようか迷ったがこちらは笹の葉を食べているようだ。身を隠す場所も豊富にあるし、こちらは自由にしてもらおう。


活気の戻る渋谷ミヤシタパーク

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この日はミヤシタパークのカフェを転々としながら働いた。以前、軽く家族で通り過ぎたのだが改めて隅々まで探索した。

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1階は渋谷横丁と名付けられたレトロ屋台街のような感じになっている。日本はテラス席が少ないからテラス席が中心の場所というのもアリだな。雨天時はどうするのだろう。

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沖縄、四国、九州、北海道など地域ごとのグルメの店が並んでいるのも楽しい。

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店内もなかなかの広さがあって内装も作り込まれたレトロな雰囲気が嫌いじゃない。

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これは17時ぐらいの時点か。灯るとノスタルジックな雰囲気に。客はまばらでコロナ禍で大変だよな、などと思っていたのだが20:00を過ぎるとギチギチに隙間なく満席になった。渋谷の街は人が戻ってきている。

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内装も清潔なんだが猥雑な作りになっていて楽しい。


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屋上にはかつての宮下公園の名残。スケボーパークがあって小さな子供たちが練習していた。

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ボルダリングができるところも。ハーネスはつけないフリークライミングで下にマットが敷いてある。2時間500円、子供は200円なので手軽に利用できそう。

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夜の23時まで使えるのも良い。

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そして多目的運動場という一画はビーチバレー、ビーチサッカーができるようになっていた。しかもかなりの広さがある。付近の会社の運動会やらレクリエーションで利用されそう。

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生の芝生の一画もあり。

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屋上にはスタバがあり、店内よりもその横の人工芝の上にみんな座り込んでいた。

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夜になると階段には座る若者だらけだった。

少し高い店ばかりではなく、マクドナルドやマグロマーケット、タコベルなども入るフードコートもあるので高校生なんかも利用しやすいようだ。

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東京で唯一のワイン醸造所が併設された店。たしかにビールのマイクロブルワリーはあちこちにあるけれどもワインは見ないかも。

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なんだか渋谷らしいお店。とても流行っていた。

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雑貨屋もいろいろあった。私が気になったのはこちら。胸像の鉢植え。こういうのを私も作ろうかな。


渋谷は私があまり好んで行く街ではないが、たまに来ると刺激を受けられる。人が沢山集まる街にはさまざまな新しいコンセプトの店が現れては消えていく。



季節外れの揚羽蝶の幼虫

山椒の木に揚羽蝶の幼虫がいた。もう11月というのに。鳥も虫の餌が少なくなるこの季節、肥えた緑の体色は目立ってしまう。

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無事に蛹になれたら枝を切り取って春まで虫籠の中で保護してやろうか。

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もう1頭。やはり枝に葉が少ないので目立ってしまう。もう保護してあげるべきか、悩ましい。幸にしてクワガタを飼育していた虫籠が空いている。この週末に保護するか考えよう。



スタペリアガチャ

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園芸品店で植物を買った際に細かい品種名が名札に書かれていないことは多い。例えば「エケベリア」や「コチレドン」などと属名しか書かれていないと数百のうちから品種特定するのはとても困難だったりする。

この迎え入れたスタペリアも正確な品種名は不明。

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サイズをわかりやすく500mlペットボトルを並べて撮影。なかなか立派なサイズの株だ。この元気なスタペリアが1280円。良いお買い物なのではないか。

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さて、このスタペリア。品種によって花の見た目がかなり違う。どんな花が咲くかはわからない。ある程度は葉茎の形状で類推できるのかもしれないが、花が咲いたときの楽しみにとっておくことにする。

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悪魔の花とも呼ばれるサイケデリックで毒々しくもある花。

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英語だとStarfish flower。ヒトデ花か。なるほど、わかりやすい。

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こんな蕊の形をした花もある。

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毛が生えているとますます異界の獣のよう。

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漫画に出てくる人を襲う魔界の花のようだね。

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冨樫先生がご存知だったならば蔵馬が操るのはオジギソウではなくこのスタペリアだったかもしれない。

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そんななかでこいつはやたら可憐に見えてしまう。


スタペリア花ガチャ。来年の夏が楽しみだ。


多肉とサボテンの聖地「オザキフラワーパーク」でスタペリアを迎え入れる

珍しく下道で青梅方面から帰ったので武蔵関まで来て思い出した。オザキフラワーパークに車で立ち寄れるではないか、と。

自宅から自転車だと9kmもあり40分近くかかる。万が一、大きなものを買う場合は車だと都合が良い。

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いつ来ても知らない植物に出会えるオザキフラワーパーク。葉の広がりは2m近いこの観葉植物は品種名が確認できなかった。

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良いな、この白さ。

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チランジアのトンネル。

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鬼面角祭り。我が家の鬼面角は迎え入れて半年以上経つのにまだ枝がひとつも分岐しない。速い速いと聞いていたほどには成長速度は速くない。

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2万8千円。良いお値段するな。しかし何十年と育成しないとこのような形にはならないことを思うと法外な値段などでは全くない。

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福禄龍神木だろうか。こんな巨樹、古木は初めて見た。こういう主役級の柱が林立するカフェを営みたい。購入費を什器、内装装飾費として計上すれば課税対象利益を出さずに趣味のものを蒐集できてしまうと思うのだが、なぜそういうカフェはないのだろう。

村おこしが目覚ましい小菅村

今回泊まった竪穴式住居のあるキャンプ場のある山梨県小菅村は実は以前から注目していて来たかった村でもある。

 

  • 本格的フィンランド式サウナの後に水風呂がわりに川に飛び込める
  • 温泉で温まった後に快適に漫画を何時間も読んで過ごせる
  • 研ぎ澄まされた洗練された高級古民家で贅沢な宿泊体験ができる
  • 竪穴式住居、横穴式住居で個性的な宿泊経験ができる
  • 美味なクラフトビールを楽しめる
  • 野手溢れ濃厚なジビエ料理を楽しめる
  • 郊外型ミニマリストの新しい住まいの形タイニーハウスの生活体験ができる
  • 樹上アスレチックやジップラインが楽しめる

 

このうちの2、3を組み合わせるだけで満足な旅行滞在ができてしまう熱い村。こんな村が日本各地に増えてほしいと思っている。

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シャインマスカットづくしに圧倒された。

開館早々からかなりの賑わいで蕪やほうれん草、キノコ類など地場の農産品がどんどん売れていく。この道の駅で何が売られるのかを熟知している近隣の主婦のような方が多かった。

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お土産もガラス盤に炭と植え込んだ瑞々しいシノブ、そして地場で取れた紫水晶などセンスの良いものが多い。

 

車中のお供に蓬饅頭や餃子饅頭、どら焼きなどを買ったがそれらも素朴で美味しかった。

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道の駅の食堂もクオリティが高そうなのだが、庭には透明ドームの席やブランコなど若い人達にも訴求する写真映えする仕掛けがあちこちにある。しかも景色が小菅村の山々でしっかりと小菅村らしさが活かされている。

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景観を守りつつ、魅力的な施設とのメリハリも付いているのが素敵。山には人工建築物が何もないのが美しい。

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周囲を散策していると素敵なツリーハウスのある民家があったり。

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紅葉が堪能できる一画もあった。

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マンホールの蓋も写真を撮りたくなる逸品。

 

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道の駅こすげのすぐ先には日帰り温泉施設「小菅の湯」がある。強アルカリpH9.9の湯で露天風呂にも大きな熱い湯船、ぬるめの壺湯、室内にはジャグジーや打たせ湯、サウナなどあれこれ楽しめて満足の温泉だった。難を言えば開館30分ほどしたら洗い場に座れないほどの客で賑わっていたことか。

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仮眠室兼休憩所が今まで見た田舎の公共温泉施設の中で1番の充実ぶり。仮眠ベッドが男女に分かれて3名分づつ、さらに中央にはハンモック2つ、ビーズクッション2つ、ソファ、人工芝。

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見た目、とても清潔。さらにアルコールスプレーで自ら念押しの除菌もできる。

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他に女性専用のパウダールーム、有料整体マッサージ室、無料マッサージチェアが4台置かれたごろ寝できる大広間、

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寒い日に年寄りには有り難かろう炬燵部屋など寛げる湯上り処が驚くほど充実している。

中は見なかったが食事どころもある。

 

そして漫画本がかなりの数置かれていた。漫画喫茶からの流れ品のような状態の悪いものではなく新品に近い綺麗な本だった。子供達が漫画目当てに集まり、大人が風呂目当てに集まり、平日には地域のコミュニティハウスのようにも機能しているのだと思われる。寒い冬の日は丸一日入り浸ってしまいそうだ。

 

道の駅併設のアスレチック施設「フォレストアドベンチャー」も子供の心を掴んで「もう時間無いから次回来ようね」とかわさねばならなかった。https://fa-kosuge.foret-aventure.jp/

 

タイニーハウス体験宿泊施設村があったりhttps://ko-kosuge.jp/tourism/10882/

 

村全体を宿泊施設に見立てたNIPPONIAの高級旅館があったりhttps://nipponia-kosuge.jp/

 

魅力的で好奇心をそそられる試みを次々と仕掛けている。

 

さらには原始村という竪穴式住居、横穴式住居、ジビエ専門カフェを備えた個性的なキャンプ場だったり、https://www.genshi-mura.com/

 

ただここにもあるというだけでなく競争力のある美味しいクラフトビールを作る「ファーイーストブルーワリー」があったり。https://faryeast.com/

 

本格的フィンランド式サウナを体験し水風呂がわりに川に飛び込める「ほうれん坊キャンプ場」。テレビで、YoxTubeで、雑誌で見たあれを自分もやりたいと思わせる。https://www.horenbo.com/portfolio-item/sauna-tent/

 

中心となっているのはどんな人達なのだろう。僻村の素人達があれこれ手を出しているのではなくそれなりに高いレベルのノウハウを持った事業者を各分野から誘致している。そしてそれらが小さな小菅村に集積して相乗効果を成す閾値クリティカルパスを超え始めているように思う。

 

数日滞在したいと思わせる、目的地として選ばれる、知恵を絞って賑わっている村、小菅村。しびれる。

 

私が勝手に次の手を考えた

近隣のお寺の協力を得た坐禅、瞑想、断食か精進料理の体験宿坊。都心の齧りたいライト層をターゲットにして。