多肉植物・サボテン・他

陶蟲夏草鉢「蝉幼虫 大」 X テフロカクタス

少し時期を逸した気がするが、いまさらながらに陶蟲夏草鉢「蝉幼虫」にテフロカクタスを植え込むことにした。金網で柵を作り土の深さを増すことで通気性も排水性も向上させている。 そこに装飾用の水苔を巻いて金網を見えなくした。 蝉幼虫を苗床にして背中…

陶蟲夏草鉢「ノコギリクワガタ」

大顎や粘菌の菌糸体が折れるのは時間の問題だろう。鉢を持つ際にも持ちどころに気を使う。 ようは誰かにお譲りすべきでないような耐久性の低さ。それでいて植木鉢という実用雑器を目的として作っている矛盾。 手元に置いて、植物を植え込んで育てようかと思…

陶蟲夏草鉢「ヘラクレスオオカブト」 X シルバーブルニア

ついに作ってしまった。人気の昆虫カブトムシの中の人気品種ヘラクレス。ありふれた蟲や地味な蟲の美に焦点を当てたい私としては気恥ずかしい。 雑な柄杓掛けした白釉薬が民藝の雑器らしさになって良かった。 開口部も大きいので少し幹の太いサボテンやユー…

陶蟲夏草鉢「ツノゼミ」 X 柘榴花

みんな大好き、ツノゼミ。(私の歪んで狭い蟲好きな人対象調べ) 難点はその奇怪珍妙な角が陶器で作るには相性が悪い。先の球が焼成時に垂れ下がってしまうので柄部分を細く長くできない。正面から見ると珍妙なコック帽のようになってしまった。 それにして…

陶蟲夏草鉢「タランチュラ」 X クラスペディアグラボーサ

焼き上がりを初めて見た時、「よしっ」と心の中で叫んだ。「タランチュラ」こと和名「大土蜘蛛」の陶蟲夏草鉢。 黄色のクラスペディアグラボーサのドライフラワーと合わせると春めいた明るい雰囲気になった。 まあ、一般ウケしないだろうがこんなものをテー…

銀閣寺の苔が素晴らし過ぎる件

その朝晩のモヤが発生する地形ゆえなのか。京都銀閣寺の苔が素晴らしい。 言葉で語るに及ばず。 金閣寺の派手でわかりやすい美へのアンチテーゼだったのか、単に足利義政が自分の好みを追求した結果なのか。

曼珠沙華

変わらずに暑いように思えても確実に季節は進んでいる。

陶蟲夏草鉢「鋸鍬形」「鋸鍬形 頭部」

昼顔が朝陽を透過して見せた奇跡的に美しい一枚。逆光はドラマチックにしてくれる。 たぶん、今のところ一番売れやすい人気の陶蟲夏草の型がクワガタの成虫の陶蟲夏草鉢。見た目のわかりやすさがある。 こちらは粘菌子実体を発泡させ、粘菌のアメーバらしさ…

博物宝庫「ウサギノネドコ 京都店」

東京の谷中にある博物標本など自然造形を売る雑貨屋は実は本店が京都にある。京都本店にはヤドもカフェもある。 二条よりもさらに西に10分ほど歩いたところにある。どこかの寄り道ついでに立ち寄る立地ではない。乱暴に言えば辺鄙な場所にある。3年間京都に…

20年来好きなカフェ「ビブリオティク ハロー」

大きな上から下までの掃き出し窓 大きな葉を逆光で透過 光沢質で反射する卓で床紅葉 庭で花を育て室内に活ける 15年以上前、一人で京都によく遊びに行くようになった頃の初期に訪れて感銘を受けた京都のカフェの一つ。底冷えする京都の冬にも関わらず店前の…

山本真郎Bubles鉢に「Euphorbia Ritchiei」

一目惚れして買ってしまった。陶植木鉢を自分で作っているので極力買うのは控えてきた。欲しい鉢があれば下手でも自分用に技術向上のためにも模写模造すべきだと思ってきた。しかしこれは仕方ない。 自分でも販売するようになると他の作家さんがどのように梱…

屋外の街路樹を背景に陶蟲夏草鉢「蝉 羽化」

暑い。朝から32℃。 窓辺を整理して蝉羽化を模した陶蟲夏草鉢を飾ったら少しばかり涼しげになった。 緑を借景にすると陶蟲夏草鉢はより映えるように思う。理想的には苔で覆われたテラリウムの撮影ブースを作りたい。 湿度を感じられるような腐食と分解と次の…

高円寺の夏の花

7月の高円寺を巡回して見つけた花々をグラデーションに並べてみた。 高円寺には百日紅が多い。花期が長いので街が華やぐので大変良い街路樹だと思っている。 意識の上では全く認識していなかったがよく見ると黄色が混ざっている。藤の花の黄色同様に忘れがち…

中野サンプラザ

2023年の7月2日で50年の歴史を閉じた中野サンプラザ。音楽好き、バンド好きには思い入れのある場所だったそうだ。5月、6月には山下達郎やサンボマスター、銀杏BOYZ、奥田民生、モーニング娘。などなど多くのミュージシャンがサヨナラコンサートを開いている…

東ロンドンのFlower Market、Brick Lane Market

毎週日曜日に開催されるというFlower Market、花市場はショーディッチのホテルから徒歩で10分ほどの近い距離にあった。 朝の8時ぐらいから業者が乗り付け路上のテントに生花を並べていく。 蕾を沢山つけた多肉植物の鉢。6ポンドでちょうど1000円ほど。日本の…

今年も紫陽花の季節が周る

紫陽花も園芸品種の多さを見ると日本人に愛されている花だなとつくづく思う。 梅雨と言えば多くの人が連想する花は紫陽花だろう。菖蒲でもなく。 陶芸工房の塀に見かけない立派な紫陽花の株。 緑道にも様々な品種が並ぶ。 毎年同じ株を撮っているようで見覚…

市松紋様角鉢 X エキノセレウス「紫太陽」

紫太陽を市松紋様角鉢に避難させておいた。根詰まりした苗ケースに放置しておくと枯れてしまいかねない。 相性の良さそうな陶蟲夏草鉢が出来上がるまでここで育ってもらおう。

胞子植物と陶蟲夏草鉢

庭から摘み、鉢に挿してみた。 良いと思った。不思議な一体感がある。 そもそも冬虫夏草をモチーフにした鉢だからか。陶の子実体の翡翠色が羊歯植物の色合いとも相性が良く、焦茶色の新芽が引き締まる効果を発揮している。 茶と若葉色と翡翠色と白。色数の割…

サボテン「日の出丸」の亡骸

枯死したサボテン「日の出丸」の大棘に色を塗ってみた。 大棘だけを塗る。 もっと色が欲しいかも。 めぼしい棘を手当たり次第、塗ってみた。 陶蟲夏草には嵌まらないが薄暗がりの中で遊んでみる。 妖しい。 ありやなしや。 サボテンは成長が遅く、そのくせ案…

雨また雨の花々

雨の日の雫がついた花は妖しく瑞々しく。 躑躅ってこんなに魅力的な花だったっけ。 菖蒲か燕子花か。菖蒲だね。いつもどちらがどちらだかわからなくなる。 群生も見事。 緑道にクレマチスも咲いていた。 なんだか高円寺界隈では赤、紫系統の花が増え続けてい…

モヒカン鉢 X ハオルチア「玉扇」

モヒカン鉢と自分で勝手に呼んでいる、ハオルチア「玉扇」から着想を得た玉扇専用鉢。ユリ根のハオルチアなのである程度の深さが必要。そして横一列に並んだ葉の形の面白さを強調する形にしたくこの形状になった。アロエフォリアータも可。 台座部分は適当で…

ハオルチア「十二の巻」の植替え

根詰まり一歩手前の窮屈そうな多肉植物のハオルチア「十二の巻」を植え替えることにした。ワイドバンドだとかアルバ、スーパーゼブラなどと呼ばれる白の多い希少品種ではなく、2〜300円程度で買ったありふれた十二の巻だ。しかし13年前に日本に帰国して早々…

5月に嬉しい 牡蠣の山椒煮

朝倉山椒が実っていた。木の芽も新芽を過ぎつつある。山椒で何かを作りたくなった。 小料理屋なんかで牡蠣の山椒煮を食べて美味しかった。さすが、小料理屋だ、酒に合う美味い肴を出すものだと感心していたが自分で作ったら随分と簡単に美味しく作れて驚いた…

紅 赤 紫 桃 緑道散歩

春と聞くと3〜4月の印象だが花盛りの季節はむしろ4〜5月かも知れない。ジョギングしているとあちこちの花に立ち止まってばかり。 ラベンダー。こうしてみていると濃桃や紅色の花を多く見かける。 ここ数年の高円寺民の趣味が赤紫系統に寄ってきていたりする…

陶蟲夏草鉢 団子蟲三鉢

飽きてきた。陶蟲夏草鉢を作ることには飽きないのだが、毎日陶蟲夏草鉢のことを書くことに飽きた。日常の気づきや見つけた心に残るものを備忘するためのブログではなかったのか。 団子蟲の鉢を三鉢焼いた。もうまとめて書く。 鉢だけだと少し寂しいかもしれ…

陶蟲夏草鉢「鋸鍬形」

鋸鍬形蟲の陶蟲夏草鉢が焼けた。 なかなか

陶蟲夏草鉢「蝉羽化」

蝉の幼虫鉢をもう一つ作った。 羽化する途中、まだ翅も乾かず伸ばせていない状態での絶命。そんな個体がちらほらといる。 地中から這い出る途中の幼虫鉢を作った。 羽化途中の蝉の鉢も作った。 成虫として寿命を迎え地面にひっくり返った蝉の鉢も作って三部…

陶蟲夏草鉢「蝉幼虫」

蝉の幼虫の陶蟲夏草鉢が焼き上がった。 ひしゃげた鉢は失敗作の誤魔化しや再生ではなく一手間加わった個性になってくれた。予想の延長にない出来栄えが嬉しい。 青緑色の突起を粘菌のルリホコリに倣って架空のヒスイホコリと名付けた。 火焔茸のような自然造…

陶蟲夏草鉢、販売の試み

これまで連絡依頼のあった方には気まぐれで私の陶器作品を販売というかお譲りすることは時折あった。特別注文で要望に合わせて作ることも何度かあった。今年に入ってからは3鉢ほどお譲りしている。しかし積極的にオンラインショップで販売したり、クラフトフ…

高円寺の藤の名所 妙法寺

寺が多い街は花木が多い。 公園が多くても花木は増えるが日本の公園は根底には西洋式庭園の考えがあるようで花壇の区画内を埋め尽くすようにパンジーやチューリップをたくさん植える傾向が強く、一株を引き立たせるように、あるいは背景の建物との調和を強く…