多肉植物・サボテン・他

陶蟲夏草鉢、販売の試み

これまで連絡依頼のあった方には気まぐれで私の陶器作品を販売というかお譲りすることは時折あった。特別注文で要望に合わせて作ることも何度かあった。今年に入ってからは3鉢ほどお譲りしている。しかし積極的にオンラインショップで販売したり、クラフトフ…

高円寺の藤の名所 妙法寺

寺が多い街は花木が多い。 公園が多くても花木は増えるが日本の公園は根底には西洋式庭園の考えがあるようで花壇の区画内を埋め尽くすようにパンジーやチューリップをたくさん植える傾向が強く、一株を引き立たせるように、あるいは背景の建物との調和を強く…

陶蟲夏草鉢「団子蟲」 X セダム「レッドベリー」

貪欲な肉食昆虫の大閻魔斑猫が腑を買い破って出てきたかのようなアレンジ。玩具のつぶらな眼がかわいい。 マイマイカブリなんかもカタツムリの殻の中に首を突っ込んで肉を貪り食う。 そんな陶蟲夏草「団子蟲」にセダム「レッドベリー」を植えてみた。水分少…

高円寺界隈の藤の名所

桜が終われば藤の季節。あちこちの公園には藤棚があったりするけれども高円寺界隈で私の知る限り最も見事なのは民家の塀に沿って咲く藤。厳密には中野。 こんな見事な藤を毎年見事に咲かせ、往来の人々を楽しませてくれて本当にありがたいと思う。 藤は近く…

陶蟲夏草鉢「鍬形蟲」X マミラリア「銀手毬」

陶蟲夏草鉢「大鍬形」。この鉢のポテンシャルはこんなものではないだろうと思っている。 そもそも銀手毬が徒長しているのがよろしくない。現状はなんとも不格好だ。しっかりと日光に当てて分頭、群生したらムクムクと増殖する菌糸のような容姿となってくれる…

陶蟲夏草鉢「鍬形鉢」X エキノセレウス「紫太陽」

こちらもようやくエキノセレウスサボテン「紫太陽」を植えられた陶蟲夏草鉢「鍬形蟲」。 ぐわんと株元が曲がって上に伸び、陽光をしっかり浴びて紫色にサボテンの棘が染まり、さらに花が咲いたら理想的な姿が完成すると思っている。 しっかり根が張って育っ…

陶蟲夏草鉢「象蟲」Xエキノセレウス「紫太陽」

ようやく、最終形にたどり着いた。成長は遅いが乾燥にも低栄養にも強く、かつ子実体の見た目に近いサボテンを植え込んで長く愛でられる陶蟲夏草鉢のサボテン植え。 これを尻の方から太陽光を当て、斜めに植えられたサボテンが湾曲して真上に伸びていくように…

胴繋山羊鉢と遺跡吊鉢に常磐忍

春ですな。植え替えの時期ですな、ということで少し趣向の異なる吊り鉢を2つ。植木鉢が多くなると陽のあたる窓辺や棚は置くタイプの鉢で埋め尽くされ、スペースが足らなくなると垂直方向に進出していかざるを得ないのは植物愛好家の典型。 しばらく空のまま…

陶蟲夏草鉢「鍬形蟲」X クラッスラ「ゴーラム」

植えていたマミラリアの幼苗が寒さでやられてしまった。幼苗はもう少し大きくなってからでないと制限の多い鉢で育てるのは難しいのかもしれない。 そこでゴーラムを植えてみた。 形状がなんとも実際にある一部の冬虫夏草茸にそっくりではないか。 予想外の子…

失敗だらけの転職に思う 三角三色鉢に姫春星

去年の2〜3月は転職活動真っ盛りで15社近く応募して6社から内定を頂き、そしてちょうど1年前の今頃、自信満々におそらくは最もハズレの選択肢を最良の選択肢だと勘違いして選んだ。6つも選択肢があってよくぞ判断を誤ったと思う。そして4ヶ月で辞める醜態を…

春の花で陶蟲夏草鉢遊び

生花は冬虫夏草のイメージにはそぐわないのだけれども、花が咲くとなんとなく心が躍るし、活けたくなる。 団子蟲に千重咲椿 象蟲にマツバギク 団子蟲に原種ヒヤシンスは菌類ぽさのある姿形。 まだ固く締まった椿の蕾も溢れる花の色が良い。蚕蛾。千重咲椿は…

陶蟲夏草鉢「陣笠蟲」X アエオニウム「夕映え」

鉢自体はもう数年前に作ったものだが今回、徒長した銘月を抜いてアエオニウム「夕映え」を植え込んだ。鉢は縦に深く、土容量も大きく重みのある鉢なのでヒョロヒョロと伸びてしまうアエオニウムでも担当する懸念なくしばらくは安心して育てられそうだ。 陣笠…

陶蟲夏草鉢「大黒黄金」X エケベリア「デレンオリバー」

コガネムシは金持ちだ。 金蔵建てた、蔵建てた。 子供に水飴舐めさせた。 こんな歌詞の童謡があってコガネムシを見ると脳内再生してしまう。この童謡は今年、熱海の梅園に子供達と行き園内に中原晋平記念館というのごあったのだがその中原晋平さん作曲だとい…

陶蟲夏草鉢「団子蟲」X 老楽

手頃な自作の陶鉢がなかったのでプラスチック鉢に植え替えた。気づいたら変な形の植木鉢ばかり作っていて筒形の自作鉢が殆ど無いことに気づいた。 株元に被せてあたかも蟲を苗床にして植物が生えているかのように見えるようにした。 株の鉢と蟲が一体化した…

蟲作り 団子蟲、蝉幼虫、兜蟲、蠅取蜘蛛

さあ、11個の筒鉢の天と底に穴を開けた。いよいよ蟲を作って載せていく。蟲の大きさや形は様々なので鉢も同じ大きさにせず、穴の位置や大きさが違う鉢の中から合う組み合わせを模索しながら作っていく。 1.団子蟲の子実体仕立て 3hr 身体を折り曲げたダンゴ…

春の多肉サボテン植え替え大作業

春分の日に植物の世話に明け暮れたその備忘録。 温室ビニール撤去 団子蟲株元鉢に老楽植え込み 団子蟲鉢にレッドベリー植え込み 大鍬形鉢に銀手毬植え込み 中鍬形鉢に紫太陽植え込み 小鍬形鉢にゴーラム植え込み 象蟲鉢に紫太陽植え込み 象蟲小鉢に銘月植え…

3月の緑道 椿尽くし

1月末に首肩をやられ、長時間の運転やら子供をスキーに連れて行き板を担いであげたり無理したら回復が長引いた。そんな状況で阿佐ヶ谷で寒い夜、階段を踏み外して腰を強打してしまった。酒に酔っていたが酩酊のせいではなく雨で階段が滑りやすくなっていたせ…

陶蟲夏草鉢「ダンゴムシ」 X 「シルバーブルニア」

腹から生える今までの形状ではなく背中の外殻の隙間から生えるタイプを作ってみた。自分としてはアリではないかと思う。実験的な試みだったが満足の結果。 腹には穴が空いていない。体躯の下に空間があることで団子蟲そのものが苗床になっている印象を強めら…

陶蟲夏草鉢「ダンゴムシ」X「レースフラワー」

緑の着色はアクセントになる しっかり重ね塗りしないと発泡しない 植え込む植物も彩度に乏しいマミラリアなどの白サボテンにするならば菌糸体の上に緑を乗せるのは良いと思われる。 色の相性は悪くない。今回は濡れたままの下地にトルコ青結晶釉を重ねて塗っ…

陶蟲夏草鉢「コーカサスオオカブト蛹」X水仙

カブトムシ類の脚の細さに悩んでいた。幼虫を作ることにしてふと、その中間体である蛹の冬虫夏草があっても良いではないかと思った。 台座よりも大きくはみ出す形。 造形はそれなりにうまくいったように思う。コーカサスオオカブトも悪くないが、やはり頭部…

陶蟲夏草鉢「ゾウムシ」X「シルバーブルニア」「レースフラワー」

ゾウムシの陶蟲夏草鉢が焼き上がった。シルバーブルニアを挿すと粘菌の子実体のように見える。自分としては満足の仕上がり。 春を待ち、サボテンを植え込めるようになるまでドライプランツを挿して遊ぶ。 ニョキニョキと生えて開花した雰囲気が出てくる。総…

ヒヤシンス開花記録

2月15日。ここから記録をこまめにとってみたい。 2月20日。5日間での成長は目に明らかではあるものの 2月21日。段々と加速度的に膨らんでいくようだ。 根が随分と緑色になってきたがこれは水の中で繁殖した藻類のせいだろうか。そして興味深いのが毛根でびっ…

陶蟲夏草鉢「ノコギリクワガタ」X石蕗

学び 複数箇所に植え込む。 不自然な折れた躯体。 クワガタは脚が細いほうがらしく見える。 石蕗の綿毛は素材として相性が良い。 これはなかなか良いのではないか。自画自賛。胸部と腹部の間が折れてその間から植物が生える様子に静けさが感じられる。生体な…

陶蟲夏草鉢 本焼成窯出し

学び 菌糸体を加飾するのはアリ。 そこに緑など色を乗せるのも良い。 蟲の細い脚も鉢に沿わせれば問題なく焼ける。 シリコンカーバイドは乾いた下地の上に何度も重ね塗りしないと発泡しないと思われる。 幹に複数体がしがみついた太い樹木のような寄せ植え鉢…

アガベ・ティタノータ・ブルーとユーフォルビア・

下北沢散策の最大の戦果は駅の路地で見つけた植物店で見つけた多肉植物。 ユーフォルビア・モナデニウム・リチエイは特別に珍しい種類ではないけれど園芸店で売っていることは少ない。 このサイズで600円は即買いだと思った。値段を店員さんに聞いて「600円…

陶蟲夏草の植え込み素材集め

4月になって暖かくなったら陶蟲夏草鉢に植え込むためにストックしている多肉植物のあれこれ記録。 島忠に行ったら、まだ寒い2月にも関わらず10月のハイシーズンかと疑うような3.5号鉢が198円の安さで売られていた。 「野薔薇の精」は育てやすく端正なエケベ…

梅、桜、椿 花散歩

高円寺の梅里公園には無数の梅が一本一本に品種名の名札をつけて植っている。梅の品評会のような公園。 この品種はある方向性においてとても魅力的な梅なのだと思う。枝に連続してみっちりと咲き桃色の枝となる。花色も華やかで花期も長い。 幼稚園のお遊戯…

ヒヤシンスの動き出す頃

根をひたすら伸ばすだけだったヒヤシンスがようやく上からも動き出した。 今年は少し遅いようにも思ったが昨年も一昨年も開花は2月末、3月頭だった。あと3週間をかけて咲いてくれるのか。 オキザリス「孔雀の舞」も陶器を風除けに頂上から葉が出てきた。元気…

美尼王妃錦とゴライアス大花潜

生体を生息地で見てみたいと願っているものの一つがゴライアスオオハナムグリ、正式にはゴライアスクワドリマキュラトゥス。世界最大のハナムグリにして世界最重量の昆虫だそうだ。 「いきもの大図鑑」の脚や身体が合計23ヶ所可動する精緻な等身大フィギュア…

高円寺「ポエム」のティラミス

夕方の高円寺の老舗喫茶店「ポエム」。ティラミスを注文したらダークチェリーと生クリームが乗った少しパフェのような豪華なスタイルで出てきた。 見た目も大事 横から見ても素敵。 中にもダークチェリーが隠れており、もう一杯、珈琲をおかわりして飲みなが…