御簾

ようは和式ブラインド。この直線的なデザインは凛とした印象を与えてくれる。中でも織り込んだ高級感のある布で縁取られ、巻き上げた御簾を止める鉤(こ)と呼ばれる金具と総角結びの房のついたものは高級感があってよろしい。編み方にも、葵編み、亀甲編み、八重編み、一重編みなど様々あり、組み合わせ次第でピンからキリまで。しかし御簾ってやつはなかなか買おうと思っても高価で手が届かなかったりする。平気で3万円も4万円もする。

御簾に使われる細く均一な葦を揃えるのが難しいらしい。「すだれ」なんぞはホームセンターで2000円も払えば買えるのだから、「すだれ」に「御簾」のような金型と見栄えの良い布の縁取りをしてあげれば安く似た様なものができるように思うのだが。

この御簾をカーテン代わりに使ってみたいとかねがね思っている。天蓋付きベッドの結界のように御簾を用いたらどんな風になるのだろうか。寺社仏閣の御簾のような金糸入りの布ではもちろんなく、タイやラオスなんかの布地で縁取るのも面白いと思うのだが。

京都の老舗御簾屋、「みす武」。みすぶと読むらしい。亀甲編みでなんと一式30万円。無理だ。。。
http://www.misu.co.jp/