伏見稲荷

こんなに印象深い景観もそうは無い。ここで記念撮影すれば、いかにも日本に、京都に行ってきましたという絵面になる。


物体の連続は何でも芸術になる。たぶん。アンディー・ウォーホルのスープ缶だって、彫刻の森の「交叉する空間構造」だって。


非日常的な光景が観る者に特別な感覚を惹起させるのだろう。




延々と続く、紅く染まる薄暗さをくぐり抜け、ようやく外に出て眩しい日差しを浴びると、鳥居のトンネルに入る前とは異なる世界に出てきたような気分になる。


写真は数年前のものだが、デジタル一眼カメラを買った今、再度訪れてみたくなった。醍醐寺東福寺、伏見の酒蔵なんかを一緒に回るのも都合が良さそうだ。


稲荷神社の門前には茶屋が幾つか並んでおり、雀の串焼きなんぞを食べてみることはできる。美味いとは思えんが。それよりも、山中の冷やし抹茶が美味い。