信楽焼土鍋

良い材料を全部放り込んで煮るだけで熱々の美味しい食事ができる土鍋は素晴らしい。いや、より美味しさを追求すればどの具材から投入するだとかいろいろとあるのだろうが、手軽さが魅力の鍋を質面倒くさくしては魅力が半減する。せいぜい、出汁を取る、主鍋を食べる、おじやもしくは麺で〆るといった程度の手順で十分だ。


片付けも手間がかからぬし、複数人で囲んで食べるのはやはり心も温まる。


東南アジアに住んでいるときは鍋など滅多にしたいと思わなかったが、やはり来る日本の秋冬に備えて鍋の準備はしておきたいところ。有害物質の混入した中国製ではなく、ここは安心できる日本製の鍋が欲しいところだった。


黒い鍋本体に土の素朴さを残した蓋。シンプルでなかなか気に入っている。フッ素加工がなされており、煮立ち易い一方で汚れも付きづらいとのこと。産地直売で定価の半額にすでに値下げ済みで5,800円也。とはいえ11,600円の品には見えんがな。