2010-09-24 金箔 工芸 金沢といえば金。金箔。あぶらとり紙も金箔を包む副産物でしかなかった。 強い光があたるとギラギラと脂っこいが、薄暗がりの中で鈍く光るのは艶やか。漆器といい、お茶屋のような光の管理された空間に合う美術工芸品が発達したのだろう。 10㎝四方の金箔一枚で300円程度。金の含有量が下がるに従い黄味も薄らぎ、値段が下がるうえに耐久力も増す。銀箔ならば十枚で同じ値段。 しかしこれはやりすぎ。遊ぶならばこんな使い方よりも、熱々のたこ焼に金箔を乗せて踊らせたい。