長五郎餅

北野天満宮東門内に毎月25日だけ出店している甘味所がある。


天正15(1587)年、太閤秀吉が開いた北野大茶会の際に用いられたという由緒を持つ餅。薄い羽二重の餅皮に餡を包んだ餅。肌理が細かく、唇でそのどこまでも柔らかい感触を楽しむ。印象としては上等な大福。


餅が二つに煎茶のセットで350円也。餅二つ付いてくるのは、どこもかしこも観光客料金の京都では手頃のように感じる。


本店ならば、25日以外でも買えるようだが、やはり北の天満宮の境内で参拝後、あるいは天神市をそぞろ歩いた後の足休めに立ち寄れるのが嬉しい。


犬をバッグの中に入れていたので、店内に入るわけにはいかなかったが、おばちゃんが店頭の腰掛でどうぞと言ってくれた。


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