東寺と比べたら規模は小さいが、15日が週末に重なる月には大いに賑わう。ちなみに参加料は3000円、駐車場が必要ならば別途1500円かかるだけだそうだ。売り上げの歩合制ではないので、出店経費を払ったら後は店主の腕次第。場所は早い者勝ちだそうだが、常連には暗黙の定位置があるそうで、「オレはいつもこの石燈篭の前だからよろしくな」などと言われたりする。
京都はやはり人の集まる場所のようだ。しかも趣味趣向がある程度限定できるので、それに合う商品を売る人には魅力的なようだ。店を持っていない作家だけでなく、その日は店を閉めて手作り市に参加する人もいる。
古着、陶芸、古材家具、アクセサリー、イラスト、有機酵母パンやケーキ、珈琲、植木、漬物などなど。やはり人が集まって効率が良いからと姫路や奈良の窯元、高島の石窯焼きパン屋など遠くから出店しに来る人もいる。手作り市といっても趣味のレベルの人は少なく、店を持つ機会を伺っているような人や店持ちの出張営業が殆ど。しかも天神市や弘法市などを巡回している人も多いようだ。
京都風でかつ素朴な土産ものを買うならこういう手作り市は最適ではないかね。基本的にレシートなど受け取らない商いだから納税はどうなっているのだろう。ここでの売上は店の人のお小遣いになるのだろうか。つまらんことを考えてしまった。