炭櫓

全く予定にはなかった。「たねや」か精肉店で近江牛でも食べようと思っていた。しかし白雲館に貼ってあったひつまぶしの宣伝に何か感じるものがあった。



上ひつまぶし膳を頼む。近江八幡であえてひつまぶしを食べる理由はない。なぜ、ここにひつまぶし専門店があるのだろう。愛知に近い滋賀にはひつまぶしが広がったのか。



御櫃を埋め尽くす肉厚な鰻。一杯目を海苔をかけて、二杯目を刻み葱のシャキシャキした食感とともに。三杯目は海苔、葱にさらにだし汁をかけてすすりこむ。ここの鰻は注文を受けてからまた焼いてくれる。しかも名古屋で食べたものに比べ皮がパリパリになるまで焼かれて香ばしい。