犬の飯碗


初めて比較的大きな実用品に挑んだ。犬の飯碗である。断面にするとM字になるように裏も削った。食べる時には動かないように十分な重さもあり、造形は巧くいった。


白土に土灰をかけた。不思議なもので釉薬は灰色でぶつぶつとして貧相な見た目なのだが焼くと硝子質で淡い緑色となる。表面のむらも残らない。


しかし所々で縮れをおこした。手作り感にあふれて自分では有りだと思う。犬も気にかけないにちがいない。貫入も粗く入ってはいるが、もっと細かくパキパキに入れるには薄くかけないといけないらしい。もっと厚くしてさらに縮れさせるのも面白い。



土灰は一番安い釉薬でもある。陶芸って面白いかも。