黒い天目の浅鉢に紅葉の幼木を植えてみた。ケト土を盛り上げ、山で拾った苔を張ってなんとなく盆栽風。悪くない。
元気に立ち上がる朔が木立のようで童話の苔の天体のよう。そんな童話があるのかなど知らんけど。
てらっとした陶肌が主張しすぎるようで焼き上がりを見たときは好きになれなかったが苔の緑が載ると案外収まりが良い。
高台の水切りが実に不恰好。小さな半円にすれば良かった。天目らしい模様も全く出ていない。次に焼く時には改善したいことが多い。あとはケト土をたんまり盛り上げているので苔にとって排水が悪すぎやしないか心配。