週末の晴れた朝は山科疎水から九条山を越えて南禅寺に抜けるのが最適なマンゴーの散歩道。出発地は山科疎水のトンネル。
木の根が張り巡らされ、手頃な階段になるが、疲れてくると足が引っかかる厄介なやつ。こういうのは邪魔だと撤去せずに大事に残してほしい。
小生が一定のペースで歩いて行くのに対し、こやつはペース配分を考えずに、走っていったかと思えば走って戻ってくるのを繰り返す。さすがに春の涼しい頃のようにはいかず舌をだらりと出して激しく肩で息をする。悪戯心を起こさないほどに疲れさせることが目的なので期待通りだ。想像以上に汗をかいて臭くなるのが難点ではあるけれども。
本國寺が遥か眼下に。京都もわずかに市街地を離れるだけで随分と緑豊か。このこじんまりとしたところが京都の良さか。京都の人は喜ばないかもしれないが、この地方都市特有の田舎らしさが好きなのだよ。
目で語るのは人間も犬も同じようで、撮った写真を見比べてみても明らかに山歩き中のマンゴーの目には活力が溢れている。
何もない市道に出るのでは味気ないが、山道の終点が南禅寺だというのが気分が良い。巨大な山門の下で一休みし、週末が充実した朝で始まる。途中で写真を撮るために立ち止まったりしながらもさして腰を降ろして休憩せずに歩んで35分ほど。歩数にして5600歩。