ロシアが主題の北山にあるカフェ。
ペレストロイカとか修正主義的な無機的で無骨なモニュメントの印象でもない。鉄と血の団結ってテーマでもない。シベリアやツンドラの屈強な男達を彷彿とする強烈なウォッカが置いてあるわけでもない。なんだか乙女なロシア風。でもこれって皆が抱くロシアの印象なのだろうか。
プロレタリアート文学の陰鬱な雰囲気を纏ったカフェとかのほうが好みなんだが。ロシア民謡のような悲哀と大陸の厳しさを感じさせるようなほうが強烈で良い。代替性のない個性の店にして欲しい。ロシアンというには普通すぎるというか、マトリョーシカなどのコテコテなロシア雑貨を置かなかったら内装自体は単なる北欧風カフェに見える。
ボルシチ、ピロシキなどのロシアの食べ物を注文できる。席数は8〜10席程度でこじんまりとしている。すぐ横で煙草を吸われたので退散してきた。なかなか利用しづらいな。