第六陣窯出し 辰砂陶器碗に雷神

久々に嫌になった。全く思い通りにいかない。時間と労力を費やした揚句、どうしようもない失敗作が出来上がると、焼成費を払う時になんとも惨めな気分になる。何をやっているんだろう、と今更ながらに思ってしまう。素人の焼き物なんてそんなものなのだろうがそれでももう少し上手に造りたいとの期待を胸に陶芸教室へ行くわけだ。行き当たりばったりなことをせずに、失敗の教訓をもとに成功するまで同じようなものを再試行して作るべきなのだろう。

  • 土殺しをしっかり行って芯出しを入念にする。芯が歪んでいると成形、削りに関わる。
  • 釉掛けは薄く一気に掛ける。もたもたして厚くなると縮れる。
  • 黒マットを重ね掛けする時には薄く掛ける。
  • 踏鞴造りをする際は指先で引張りあげたりせぬよう注意する。



とりあえず間違えて還元焼成した辰砂は見事赤くなって焼き上がった。下には白マットを掛けていたのだが何やら青みを帯びている。これは辰砂の影響だろうか。


庭土に植えていたアロエ科の雷神を植えかえた。テキーラの材料になる竜舌蘭などと比較的近い種類だ。これは乾燥地帯で深く根を張る種のようで、庭土に植わっていた2ヵ月だけで随分と深くまで根を伸ばしていた。本来なら深い鉢の方が良いのかもしれないが、良しとする。また春になったら庭に植え戻して大きく育てるか。