1月3日に八坂神社で日本かるた院本院が主催する歌留多始めを観戦してきた。
まずは歌留多の奉納の儀から始まる。
そして案の定ここにも無数の退役兵達が最前線で速射砲を構えている。
いよいよ日本かるた院本院所属の「かるた姫」による代表戦が始まる。小倉百人一首のなかから40首が選ばれ、残りの60首は空札となって詠み上げられても取る札は無い。札を並べる瞬間から戦いは始まっているという。「ちはやふる」という競技歌留多を題材にした少女漫画がベストセラーとなっているそうで、その世界をくまなく描いているらしい。機会があったら読んでみたいものだ。
「かるた姫による優雅な遊びを。。。」なんて司会は言ってるけど負けられないわ。女王の座は私のものよっ
決まった。見て、この指先まで気の配られたこの手捌き。これで明日の京都新聞の文化欄は私のものね。かるた女王とお呼びっ
そんな妄想の声が聞こえてきそうな空気だった。かるた姫が札を払った瞬間、札がカメラに写らないほどの猛速度で観客の方向に飛んで行った。舞台檀上の札は縁の無い舞台下のカメラマンの頭の高さに飛んでいく。最前線の親爺の顔に刺さったかもしれない。そうか、どうりで最前列の老兵たちは皆、マスクに眼鏡をつけてるわけだ。素人初心者が最前列に来ると怪我するぞ、と。かるた姫の女の戦いで飛んでくる流れ札は紙手裏剣とは比較にならない凶器。