第七陣窯出し

ようやく2012年に入って初めて陶芸教室に顔を出した。第七陣窯出し。相変わらず植木鉢だらけだが。



意外と整った形にできた。土は並白。碧は辰砂の酸化焼成によるもの。実際は写真よりも青いのだが。下部は黒マットを掛けた後に線を引っ掻いた。もう少し丁寧に均等にやればよかった。大振りな鉢だが、何を植えよう。リラシナか。




三角形に口を歪めた鉢。土は並白。白マット釉薬に淵にマンガン。対流模様は面白く出て、悪くない。熊童子でも植えるか。



角鉢。雑さとくすんだ色がまあ、多肉植物に向くのではないかと。赤土に白鳳とトルコ青を市松に塗り還元焼成。踏鞴作りは板の表裏を揃えないと乾かす時に反るので歪になってしまう。釉薬は筆で塗ると濃淡のムラが生じて、薄い部分は飛んでしまうらしい。それはそれで良いように思う。十二の巻が合うだろうか。



脚付きの鉢は見事に失敗した。写真に写っていない第三の脚は焼いた際に折れている。斜めになるが立たないこともない。白鳳に脚はトルコ青を酸化焼成。黒法師でも移植しようか。


せっかく手造りしているのだから既製品に無いものを、と心掛けたのだが、シンプルな形と比べて粗も目立つ。どうしたものか。やはり同じ形状を複数作って練習するぐらいしないと駄目なのだろうな。