苺酒からの苺ジャムからのレモンピール

http://d.hatena.ne.jp/mangokyoto/20120416/1334502104
昨日、ようやっと苺酒から苺を引き上げた。キッチンペーパーで漉して不純物を除去する。苺酒はもっと赤くなるかと思いきやシェリー酒のような色になった。




漬け終わった苺の果実は脱色され、白くぶよぶよとしていて気持ちが悪いのだが、捨てるのも忍びないのでジャムに転用してみることにした。レシピを調べてみると果実の半分だとか35%の重量の砂糖を入れると書いてあるが、あえて20%程度まで引き下げてみる。一緒に漬け込んでいたレモンはえぐみが出るので取り除くレシピが多いのだが、ここもあえてレモンピールごとルクルーゼの分厚い琺瑯鍋で弱火で只管1時間ほどかき混ぜながら煮込む。



不思議なもので白く脱色されていた苺の果実は煮込んでいるうちに赤色を取り戻す。この色素はどこから来たのだろうか。これをTIPTREEの空になったジャム瓶に熱湯消毒して充填した。



Strawberry&ChampagneならぬStrawberry&ShochuLemon。我が家御用達ということで。味見したところ、酸味と苦味の利いた自分好みの味になった。こういう商品があったら買うのもやぶさかではないが、やはり自作するほうが楽しいだろうな。



さて、一緒には煮込んだものの瓶には充填はしなかったレモンスライス。
苺酒作りの一環として1ヵ月以上焼酎に漬け込み、さらに砂糖をまぶして苺と一緒に1時間以上煮込んでアルコールを飛ばしたので、すっかり苺が染み込んで赤く染まった甘いレモンスライスが出来上がった。これをどう活用したものか。試しに食べてみたらこれが大層美味い。嫁さんもトマトが切ってあると思ったらしいが、食べてみたら大いに気に入った様子。売り物になるというお褒めの言葉。


この苺漬けレモンスライスは偶然の産物だった。大抵の果実酒のレシピにはレモンを漬けるさいには皮を剝けと書いてある。苺ジャムを作る際にもレモンを取り除けと書いてある。それらを無視したから生まれた幸運の産物なわけだ。しかし苺酒、苺ジャム、レモンスライスの苺酒煮の中で個人的にはレモンスライスを主産物、苺酒と苺ジャムを副産物扱いにしてもよいぐらいである。そうとう手間暇がかかっているわけだが。これをさらにチョコディップにしたらさらに美味い予感がするが四次工程に辿り着く前に腹の中に消えてしまった。