手作り3種のチーズのナポリターナピザ

この日の夕食の為に初めてのピザ作りに挑戦した。午後の早いうちから生地をあらかじめ作る。陶芸宜しく菊練りしてみるが陶土に比べれば柔らかくて楽なものだ。練った生地を温かい窓際で3時間ほど置き、イーストを発酵させる。


参照したレシピの白眉はオーブンを使わないというもの。熱したフライパンに生地を広げ、トマトソースを塗り強火で2分。イタリア製のトマト缶が1つ70円と安かったのでトマトソースもふんだんに使う。生地の底がこんがりと焼目が付いたらフライパンから外し、チーズやバジルを載せバージンオリーブオイルを垂らす。それを余熱した魚焼グリルの上片面強火でさらに2分。こうすることで生地が生焼けになるという一番ありがちな失敗を回避できる。


これがびっくりするほど美味く出来たものだから一堂沸き立った。表面はカリッとして中はふわふわもちもちとしている。パルメザン、モッツァレラだけでなく、そこにブルーチーズを加えると旨味が一気に増す。普通の小麦粉やトマトなどを使っているのに宅配ピザや冷凍ピザとは比較にならない。作り置きせずに手間隙かけて鮮度良く食べればこんなにも美味しく食べられるものだとは。大抵のレストランと遜色無く美味しく作れるので、結局店で食べるピザの代金の大半は手間賃と利益のように思う。


この日の夕食はほかに茄とトマトのグラタンとビシソワーズを加えた洋食となった。