きれいに発色してはいるけど、何に使うんだか。織部釉、飴釉、白鳳釉の掛けわけと重ね掛けの組み合わせを実験したかったのはわかるけれども、何でも作ったものは焼いたらいいというわけではない。
白鳳を斜めの削り跡を残しながら剝して焼いた。形は均整がとれていて悪くない。でもこんな明るい雰囲気の雑貨みたいな器はそもそも好みではないはず。
これからは陶芸をする機会も減りそうなのでもっと課題と目標をもってやらんといけないのでは。
古色の追求
市販品にない造形
今後はこの二つでいこう。試してみたい技法としては
- 黒、青、白の化粧土を素焼き前の器にスポンジで塗り込み、無光沢の錆びた色合いを出す
- 黒土にマンガンなどで部分的に金属光沢を出す
- 釉薬を掛け剥がして焦げた風合いを出す
- ばきばきに白系釉薬の貫入に色を入れる
緑錆釉なんかを買って使わせてくれたら手っ取り早いのだけれども