友人に招待券をもらい、息子を乳母車に載せて日展を京都市美術館に観に行く。
素人が勝手なことを言わせてもらうが、ちっとも面白くなかった。なんだか過去に見たような作品ばかり。
おきまりなのがアロワナを岩絵具で描いた作品。なんだか、画家が家で巨大水槽にアロワナを飼って普段から愛でているというわけではなく、単に美術展の為に非日常的な題材を選んだという雰囲気を感じてしまう。愛着や執着を感じない。
淡い色合いでシルクロードの地域の民族衣装を着た女性を描いたもの。これもよくある題材。
銅像は中学校の創作ダンスの1コマのように、右手を上にかざし一歩踏み出した少女の裸像があちらにもこちらにも。
お題を出されて制作したかのような題材の陳腐さがげんなり。「どこかで見た良いモノを、自分も真似て作ってみました。どう、上手でしょ。」そんなんは習作と開き直るか、素人がやることだと素人である自分は思うのだが。