淡路洲本温泉 島花 犬と幼児と温泉と


5棟のホテルを擁する巨大ホテルコンプレックス。その一棟である島花からはグラスボートで対岸のホテル群にいつでも渡ることができる。遊具施設や宴会場なんかに頼らない遊び心のあるリゾートらしい宿泊施設が日本にも増えたものだ。





廊下の端々には洗練されたデザインのソファが置かれ、幼児連れで夫婦交代で入浴する私達のような家族にはありがたい。




好みは木造三階建ての老舗旅館のようなところなのだが、洋風に改装された温泉宿は館内はどこも暖房が行き届いて快適至極。幼児をそこらに遊ばせておくのに安心感がある。空に突き出た待合所の白木の椅子に座り、海を眺めながら息子と嫁を待つ。




ここ最近のデザインだろうな。湯船の水面から連続する水景。シンガポールのベイサンズやバリのハンギングガーデンのプールのように。それが温泉だと日本人はなお、嬉しい。この湯船を目の当たりにした時の高揚感や解放感は何物にも代え難い。



小宴会場をまるごと一つ潰しているのではないだろうか。安心して乳幼児を床に置いて親もくつろげる。時代と客のニーズに合わせている。



洋式で、乳幼児を連れて行け、さらには犬も連れて行ける宿泊施設というのはなかなか少ない。ベビーベッドやスイングを貸してくれ、館内には犬のグルーミングルーム、外にはドッグラン。室内にもゲージ、トイレシーツ、水や餌入れなどが揃う。考えてみれば、マンゴーを連れて宿泊旅行に来たのは日本帰国以来これが初めてとなる。おかげさんで年末に家族全員で温泉旅行に来ることができた。



部屋食となると畳の部屋に和食というのが常だが、ここでは洋式の部屋にテーブルごと運びいれて創作料理が頂ける。食事もオーベルジュを謳うだけあって、蒸し野菜や淡路牛のステーキなど和洋折衷の満足の味。




翌朝には客室から朝日が望める。


犬連れ、幼児連れで日常を離れられる宿。まだ幼いから、犬がいるからと出不精になる家庭は多いだろうが、そんな我等のような家庭を見事に家から引っ張りだす設備とサービス。覚えておきたい。



追記
各風呂の休憩所にはお茶、ポカリスエットハーブティー
スリッパには自分の目印のクリップ。他人のと混同するのが嫌な人も。
犬にはドッグスナックのサービス。
DVDの貸出。
部屋にはアロマディフューザー