結局のところ、北京の大気汚染は風次第らしく北京の人は風が吹くことを祈っているらしい。周辺に汚染物質が飛ばされるだけではあるのだけれども。嫁さん曰く、日本に汚染物質が風で流されてきている気象シミュレーション図のようなものを最近やたらとテレビニュースで流しているそうだが、日本よりもインドの方が赤く染まっていることは誰も指摘しないらしい。
探しても、簡易マスクは30%程度の遮蔽率しかなく、毒ガス部隊のようなHEPAフィルターマスクをしなければ気休めにしかならんそうだ。
こうなれば、北京入りした際には「ゴッコ」して気を紛らわすしかない。
マスクを外した際には顔をしかめながら
「肺に少し入った」
スモッグで霞んだ空を見上げて
「おお!ムシゴヤシが午後の胞子をとばしてる」
飛行機が北京を飛び立つ際には
「行こう。。ここもじきに腐海に沈む。。。」
と、呟こう。
ううむ。痛いな。しかし、あの大陸の苛烈な大気汚染は正式に瘴気と呼び始めても良いのかもしれない。