続々と改装拡張される京都市動物園に息子を連れていった。乳幼児にしっかりと照準を合わせた動物園に変わりつつある。空中に渡された網のトンネルをアライグマが歩いて行くのを見上げられたり、山羊や羊と触れ合える広場があったり、新たにできたゴリラやチンパンジーの檻も緑が溢れ、それを覗く窓も幼児の高さに合わされていたり。
高い所に組まれた櫓の上に、チンパンジーの親子がいた。幼い猿には危険な高さなので、親が右足と右手で絶えず子猿を捕まえている。足の指で子猿を掴めると手が自由になるのでなかなか楽そうだと小生は思ったが、嫁は子猿も足で器用にものを掴んでいたずらできるので大変そうだと言った。なるほど。思い至らなかった。
珍奇な動物を狭い檻の中により多く並べ競うよりも、頭数は少なくとも行動展示する方向へと移行中。
ストレスから狂ったように徘徊する虎を見ていると気の毒だ。猛獣なんぞに集客を頼らなくて済む動物園作りを勧めてほしい。