乗鞍岳


友人に低山登山に誘って頂いた。
湖北のマキノ駅から
バスに乗り国境から登り始める。

ブナの原生林を抜け
頂上の灌木林を抜け




松の林を抜け
左手に琵琶湖
右手に日本海を拝み
分水嶺の尾根を歩く
敦賀がすぐそこに見える




山頂では携帯ガスバーナーで湯を沸かせてカップラーメンを御馳走してもらった。体が芯から温まる。


たいした高さの山ではないのだけれども、かなりの急斜面で運動不足の身には十分きつかった。常にしんどいことから逃げる自分の性分を強く自覚させてくれる。




出発時間が遅く、途中で雲行きが悪くなって来たので目的より手前で下山したが気持ちの良い一日だった。マンゴーもくたくたになるまで歩いた。


帰路の林道ではまだ山間に山桜が咲いていた。


黙々と歩きながら、仕事のことをあれやこれやと考える。しかし体が悲鳴を上げてくるにつれ、頭の中が空になってくる。そういうのが良いように思う。