新居を決めた

新居。


職場の誰に話してもそんな遠くに住むのかと言われるが、通勤一時間ほどの神奈川の住宅街にしようかと思う。


テラスハウスというのか。片面を隣家と接した二戸建て住宅。足音をさほど気にする必要もないし、三方向がひらけていて窓を開ければ夏にもエアコンは要らなさそうだ。家が高台のようなところに建っているので居間の窓の方向には視界を遮るものがなく遠くまで見渡せる。


制限が掛けられた地区らしく大きな家しか周りにはない。駅まで歩道が整備され、幼児には優しい。


駅から十分ほど。駅前にはデパートが三つほどあり、さらに二つが建設中。IKEAニトリ、べビザラス、コーナン、なんでもある。買物には困らない。


近くに鬱蒼とした広葉樹と竹林に覆われた散策路があり、大きな池のある公園があり、幼児プール付きのプール公園があり、別の方向には桜の咲く開けた芝生の丘がある。古墳公園やら移築した民家園やらも。マンゴーと走れそうな河の土手道まである。


駐車場が二台分込みだそうだ。高速のインターも近く、週末には今迄通り出掛けられそうだ。箱根まで車で一時間というのは嬉しい。ディズニーランドまで一時間もかからないと嫁は喜ぶがそちらはどうでも良い。


難点は台所が狭いこと。京都の住まいは立派なシステムキッチンと豊富な収納がついた4畳ほどの独立した台所に加えて20畳の居間が別にあった。それと比べると広さも設備の水準も二段ほど劣る。実際に広さは六割ほどに縮まる。


モノを極力持たず、工夫して暮らそう。どこだって腹をくくれば住めば都。