サザンビーチ

今年のお盆は嫁さんの実家に帰省することにした。息子を義理の母に預け、嫁さんと二人ですぐ近くの茅ヶ崎のサザンビーチへと足を運んでみた。


サザンビーチカフェに入り、潮風が顔に当たる外のテラス席に通してもらった。この湿った海風と陽気は東南アジアのリゾートの記憶を呼び戻してくれる。海外にいかずとも細やかな南国気分が味わえた。


嫁さんが頼んだスパゲティは浅利の味がよく出ていて美味。自分が頼んだ大きなチョリソーのランチプレートも場にあった味で良かった。随分と久しぶりに夫婦でのんびりと食事を済ませられた。


折角なので砂浜を歩いてみた。泳ぐ人は少なく、夏の間だけ建つには上等すぎる海の家で飲み食いする人、砂浜の上でゴロゴロする人、浅瀬で海水に浸かる人、そして最後に最も少数派が海で泳ぐ人。海に行くと暑さに疲れて体力を消耗した気になるが振る舞いを俯瞰してみると案外、グダグダとしているものらしい。普段からグダグダしている人は海で急に楽しみ方を変えるわけでもなく、普段から活動的な人は海に来てもサーフィンなりマリンスポーツをしているのではないだろうか。


今年は海の家が全て撤収された頃に息子を砂浜を歩かせに来たい。そして来年は夏の盛りに海の家でいかにもな日本の夏の海を体験させたい。