居間

食事を済ませて家族が集まるところ。
パソコン作業のできるブース。
テレビの見られるソファセット。
子供が玩具を広げて遊べる空間。
花壇の草花を眺められる寛ぎの場。
中庭を通じて食堂とつながる空間。



床はアンティーク調に加工した楢の突板にした。傷もゴミも目立ちづらい優れた仕様だ。子供が玩具を打ち付けても家具を引きずっても全く気にならないのは精神的に良い。新築だからと傷や汚れを気にして神経質に暮らすのでは安らげない。春秋の彼岸にワックスを塗らんとな。



テレビボードはシンプルな構成の開架にした。収納の中にコンセントを仕込み、映像機器やルータ類を納めた。



棚の上には神札を納めて簡易的な神棚とした。いろいろと様式を間違えていると思われる。神札も多すぎる。


その下に置いた仏像もインドネシア仏教のものだ。



親父からは昭和の小学校のような雰囲気だと言われたが、強ち遠からずかもしれない。棚の上はすっきりとモノを置かずに使いたい。



さらに和の趣を混ぜ込みたい。床から天井までの2500mm丈のシナ合板の収納戸を4枚引き違いでつけた。ここに京都の日本画家に岩絵の具で絵を描いてもらおうかと思っている。夫と妻の由縁を盛り込んだ絵が良いように思う。


家具は最低限に留めたい。ソファの理想はカリモク60の深いベルベットグリーンのソファなのだけれども、まだまだ使える現役のソファを捨てるわけにもいかない。今のソファは色が明るくて和レトロというよりも北欧趣味なのが難。



ローテーブルはフィリピン産のラジアタパインの無垢材。飽きが来ようとも、理想とする部屋には若干合わなくとも、この家具は朽ちるまで使い倒すつもりだ。


ブラインドもハウスメーカーに見積もりを取ったらべらぼうに高かったが、インターネットで注文したら2万数千円で済んだ。品質も問題ない。


さらに足すとしたら何なのだろう。床に更に何かを置きたくはない。


考えられるのは柱と梁が少し和室の雰囲気を出しているので、ここに御簾を取り付けること。布地が破損しているものの、上等なヒゴの年代物の御簾がある。これをなんとか修復できないものか。青地の綾や緞子で縁を直したい。