自転車で20分ほどの距離、都立家政駅の南側にかなり自分好みのカフェを見つけた。
・植物に包まれている
・一面ガラス戸の光溢れた店内
・内装に落ち着きがある
・犬連れOK、子連れOK
・授乳、おむつ替えスペース有り
・フォカッチャなど食事が美味しい
・ティラミスなど甘味も美味い
・爽やかな休日を始められる朝9時営業
広大な造園業の敷地内に面していて、外のテラス席に座ると植物しか見えなくなる。喫煙席は完全に林の中だ。
テラス席の風情もなかなかのもの。雨の日は濡れてしまうが、晴れた日の木漏れ日は最高だろう。
室内に入ると高さ3m、幅は9mほどありそうな一連のガラス戸が嵌っている。直射日光はパーゴラの葉で遮るようになっており、光を透過させて輝く葉を愉しめる。室内にも大鉢のウンベラータ、ゴムの木、棕櫚竹が置かれており耐寒性の強くない植木にとっては快適なガラス温室環境となっている。
感心したのはソファ席で、独りで来て外を眺めて安らぐことはもちろんのこと、2人客の相手もソファの上の間仕切りに鏡が嵌っていることで、そこに映る外の植物を愉しめるようになっている。
食べ物も南瓜と玉葱がふんだんに載ったフォカッチャを頂いたが野菜の味が強く美味しかった。ピザやキッシュにも期待が持てる。珈琲はブレンドが350円。可もなく不可もないが深煎りで飲みやすい。
我が家にも室内に温室的な位置付けの場所が欲しいが、外部からの視線を遮るのとカーテンを閉めずに常に採光を確保できる開放的なガラス建具の両立というのは住宅密集地では難しい。
我が家を振り返ってみて可能性を探ると素晴らしい着想を得た。居間の3つのはめ殺し窓にそれぞれ奥行き15cmほど、幅70cmほどの空間がある。ここに細長い陶器鉢を置き、寄せ植えしたら最高の温室になるのではないか。動線に干渉しないこのような場所ならば妻も許してくれるのではなかろうか。
こうなると、窓際のサイズに合う陶器鉢も自作すべきかもしれない。たたら造りで長さ60cmほどの大物を3つ焼くか。陶芸教室から探さないといけない。専用の水受けも作らんとな。鉢底から水が流れ出ても腰水にならないような専用設計のものを製作したい。陶肌は黒唐津のようなものが理想。還元焼成の土肌の焼締も悪くない。
もう一箇所は玄関脇のサッシの頭上高さに板を渡し、半日陰の下垂性の植物を置くこと。ライムポトスのような葉色の明るいものが適している。
こうなると妄想は止まらなくなる。そんな刺激のあるカフェということは私にとって最高のカフェだということだ。
営業時間 11:00〜21:00.LO
座席 店内 12席
テラス(犬可) 22席
カウンター 4席
定休日 毎週木曜日
電話 03-3825-2992
web http://g-s.jp/
150926 160403