自分に合いそうな陶芸教室

理想的な陶芸教室を高円寺に見つけ、早速現場見学させてもらった。


・ムロの管理、窯入れから焼成まで全行程を行える
・土や釉薬を業者から好きに買って良い
・フリーコースは勝手に来て作業
・月謝6000円の安さ。12時〜21時。
・電動轆轤6台と設備充実
・講師は皆東京藝術大学陶芸科 在籍か卒業
・家から自転車で20分
・庭があって寛げる


アパートの2室をそれぞれ磁器制作、陶器制作に割り当てており、陶器の部屋には電動轆轤が6基、作業台も4台。


陶芸コースは月に2回で1回3時間。しかしその前後に準備や片付け、土練などの練習ができるという。


フリーコースは6000円の月謝で12時から21時まで自由。土は御用達の業者から自分の好きなものを買う。白、黒、赤、半磁土。釉薬も1kgが最小ロットで好きなものを自由に買える。銅錆など使ってみたかったものが使える。黒唐津だって焼けてしまうのか。


他にも陶芸教室はあったが1回毎の時間が短かったり、毎回取り組まないといけない課題があったりと息苦しい。何せこちらは植木鉢しか作らないのだから。


陶芸コースを8回ほどこなして信用を得られるとフリーコースに移れるそうだ。免許証などの身分証を提出し審査を通る必要があるとのこと。何せ、場合によっては誰もいない日に勝手に作業場に入って作業することになるわけだ。


特筆すべきは窯入れや焼成も何から何まで学べること。以前通っていた京都の陶芸窯は窯入れや焼成は先生任せで自分ではやれなかった。素焼きの際にはどう効率的に詰め込んだら良いのか。本焼成の際には釉薬がくっつかないような工夫も必要だ。自分も窯入れに参加できるということは緋襷なども挑戦できるということか。考えてみれば「焼きもの」をやるのに焼く作業が抜け落ちていたのだから、これまでは焼きものをやっていたとは言えない。


釉薬をいい加減に掛けて焼成板に張り付いた後の始末の悪さなど、これまでは目を潰れたことも自分に振り返ってくる。さらには一緒に焼く他の生徒に迷惑をかけられない緊張感も加わる。自分で土を購入して使うとなると如何に薄く引いて削りロスを減らすかも考えなければならない。以前は先生任せだった陶芸の面倒な部分を自分でやることになる。


さて、厄介なのは毎年4月に新宿で作品展を行うそうで参加が必須だそうである。作品を作って売っている人や陶芸展に応募している人達と並べられるのは心苦しい。