2015年9月26日の桃園川


モモガルテンより中野坂上側には夕顔に埋め尽くされた一角がある。建物を覆うほどの勢いと紫色の漏斗状の花は見事。



「天使の喇叭」。そう聞くと可憐だが、聖書の黙示録において天使が喇叭を吹き鳴らすのは破滅の前触れではなかったか。第六の喇叭に至っては天使自らが人類の3分の1を殺戮する。そんな古典的下敷きを踏まえて名付けられたのだろうか。

そんな天使の喇叭の横に、樹高5mはあろうかという団扇仙人掌。こんなに立派な仙人掌の樹はなかなか露地ではお目にかかれない。



秋を告げる萩の花も咲き乱れる。



さて、これは何の花だろう。立て看板があると名前を知るのに便利なのだが。おそらくは犬蓼か。




ピラカンサの実も既に熟して赤い。このような低い生垣として刈り込まれるのは珍しいのではないだろうか。五月躑躅のような立ち位置。