R座読書館 水槽の席

R座読書館の最前列左手にある水槽席。そこには幅60cmほどの水槽の前に奥行き25cmほどの板が渡してある、小さな空間。



ブラウニー、珈琲碗、急須を並べる。



黒茶の珈琲の水面に明るく照らされた水草の眩しいほどの若草色が映り込む。絶景かな。



ネオンテトラが左右を何もすることがなさそうなのに忙しなく左右を行き来する。それにもまして、神経質なほどの速さでヌマエビが前脚で何かを掻き込んでいる。時折、ベタが水槽の主のように優雅に横切る。それら動きも一切の音がなく異世界を眺めているようだ。日常や街の喧騒から遮断する仕掛けか。


ぼんやりと動きのあるモノを眺め続ける。これを我が家に取り込みたい。