すぎなみフェスタが青梅街道を荻窪の先まで行った桃井原っぱ公園で催されているとのことなので、嫁さんに子守がてら行ってくるように言付かった。
・食物屋台は行列だらけで幼児にはしんどい
・アイドル目当てのおっさんファンが多い
・ゴミ箱がなくて持ち帰らないといけない
・荻窪や阿佐ヶ谷のパン屋、菓子屋が集う。地域の知らない店を知るには便利。
・なみすけに会える。なみすけどら焼きや煎餅も。味は普通。
・輪投げや射的、ぴょんぴょんドームなど子供向けの遊戯もあるがどれも有料高め
・農産物も売られるが安くはない?
・自転車置き場が遠い
・アテスウェイのケーキは評判通りだが行列覚悟
・東京一のモンブランは午前中に売り切れる
・新高円寺のマダムシュプリーズのカンパーニュは美味い
子連れで行くならば小学生以上か。ただ、小学生にまでなると楽しいと思うかは疑問。行列に時間をかけて並ぶことも含めて、すぎなみフェスタを楽しめるのは大人かもしれない。少なくとも片親だけで幼児二人を連れて行くのは会場が広く迷子の危険もありお勧めはできない。
巨大な特設ステージが組まれ、ダンスやフラだけでなく、ももいろクローバーZのメンバーが呼ばれていることもあってか巨大な公園は大混雑。
自転車は近くといっても数百メートル歩いた先の小学校の校庭に置かねばならず、祭り会場はゴミ箱は置かれず各自がお持ち帰りくださいというのには少しばかり辟易した。ゴミが出るものを売りながら、ゴミを持ち帰れというのは不親切だし、子連れだと荷物が増えるのはしんどい。
パン祭り、スイーツフェス、様々な食べ物屋台もあるがどこも20人近く行列していて辛抱のない幼児二人連れにはしんどい。パンは人気店が多いらしく、行列をなしていた。初日12時前後で高円寺ルック商店街のエクリンも出店していて既に完売していた。美味しい店ではあるが、いついっても混雑や不便のない店なのでこのすぎなみフェスタの集客力が凄いのだと思われる。
ルジャルダンゴロワというフレンチ惣菜店の売る三種チーズ入りクレープとハーブ入りソーセージが美味しかった。とはいえ、ソーセージが400円、クレープが650円はいい値段。雰囲気の良いカフェテラスで頂くならこの値段も納得だが、テントの長テーブルでプラケースに盛られたものを雑踏と喧騒の中で忙しなく食べるには割高。荻窪や丸の内にあった店舗は閉店し、今は東中野にあるらしい。「こけし屋」の日曜市に行きたくなった。
マダムシュプリーズというパン屋の焼き締めたカンパーニュを食べたが、柔らかい割に噛むほどに味の出る、天然酵母ならではの酸味も感じられる美味いものだった。これは実店舗に行ってみたくなる。
一番の収穫はなみすけと会えたこと、息子らと記念撮影できたこと、なみすけ瓦煎餅やなみすけどら焼きを食べられて息子らがご満悦だったことだろうか。
<プロフィール>
名前:なみすけ
年齢:20歳
誕生日:10月1日(杉並区誕生の日)
大きさ:子犬ぐらい(見る人によっては大きさがちがう)
出身地:スギナミザウルス島
好きなもの:おいしい空気、リンゴ
趣味:散歩、人間観察
苦手なもの:カラス
性格:好奇心おうせい、ほがらか
特技:背びれで空気をきれいにすること
ブログ:てくてくなみすけ
http://blog.livedoor.jp/tekutekunamisuke/
名前:ナミー
年齢:5歳
性別:女の子
性格:社交的、やさしい
好物:おいしい空気、野いちご
趣味:ピクニック
このなみすけと妹のナミーの15歳差という設定に何か普通ならざるものを感じる。高校生で妹ができてしまうのって思春期の兄としては少し気恥ずかしかったりする。しかし息子が部活三昧で親とも口をきかなくなるような難しい年齢で、新しい子を授かるのはさぞ可愛いとも思われる。そういう子育てが一段落しかけた頃にまた二人目の子育てを始める親の喜びを少子化改善とともに推奨してたりするのだろうか。
付近に東京で一番美味しいとの名声高いケーキ屋があるのでそこのケーキを買って来いとの指令を受け、さらに自転車をこぐ。横浜時代に好んで買いに行ったユウキアジキに比肩するというのだから楽しみだ。西荻窪駅から徒歩15分、吉祥寺駅からも徒歩18分という陸の孤島、東京女子大学の目の前に「a tes souhaits」(アーテスウェイ)はある。既に行列しており、店の外まで列は続く。ケーキの単価は500円前後。
タルトマロンオランジュ 580円
ヴァランス 520円
トリュフ 490円
噂に違わぬ美味しさ。マロンのくどくない甘さ、中の柑橘の爽やかな酸味。近くにあれば良いような、近くに美味しくて高いケーキ屋などないほうが健全なような。それと同時に、ユウキアジキのピスタチオケーキの創造的で他に求められないあの味を思い出す。