桃井ハラッパ公園で催された杉並フェスタで、こちらのカンパーニュを食べて以来、一度は来たいと思っていた。もっちりとしつつも酸味の効いた噛み締めて味わう密度の高いパンが美味しかった。
看板の0ペンって何だろうと一瞬思った。息子が幼稚園で覚えてきたPPAPに毒されているのだろう。大勢の幼児がアポーペーンと連呼する中にいる幼稚園の先生は本当にお疲れ様だ。幼児がみんな「そんなのかんけーねー」って口ごたえしたであろう昔も気の毒だ。
長年欧州料理屋のオーナーシェフをされていた方が店を譲り、新高円寺の自宅を改装して2010年に開いたお店だそうで、温室に座席3卓6席のイートインスペースを持つこじんまりとした店だ。
ランチは950円で上記五種のパンの後に13種ほどのオープンサンドの中から3種を選ぶ。飲物とデザート付き。店頭でも売られているクランベリーとチーズのパン、ショコラオランジュ、胡桃と無花果、オリーブとオリーブオイルのパンなど、多彩。
食べてる間中もお客さんが買いに来ていて、食事をしている他のお客さんも食後に買おうと思っていたようだが、売り切れないうちに慌てて持ち帰りのパンを買う始末。カンパーニュはすでに売り切れ。店頭に置かれているものは全て予約取置きのものなようだ。
二人分のランチセットを頼んだので系6種頼んだ。チリコンカンが乗ったやつは食事パンとして最適。田舎風パテを乗せたものも美味。客のワガママとしては、ここに追加で熱々のミネストローネやクリームスープを頼めたら幸せなんだがな。
ゴルゴンゾーラピカンテにラムレーズンを乗せたものは私としては頼まずにはいられない一品。いっそのこともっと熟成が進んでジュクジュクと汁っぽくなったゴルゴンゾーラの方がパンに絡んでなお好みかもしれない、
デザートにはシュトーレン。甘くて香ばしくて子供にはうってつけ。ほろ苦さがあるシュトーレンが好き。今年のシュトーレンはもう売り切れだとのこと。
春秋の土曜のランチ、本でも持ち込んでのんびりしに訪れたい隠れ家的ブーランジェリーカフェ。