くぐつ草



洞窟のようなカフェ。有名店だそうで一度は足を運んでみたかった。



一見、防空壕のような内装。壁は掘削したような荒々しいものを想像したが、案外細やかに作り込まれた壁だった。木の実や松ぼっくりなどを活けている彩度の低い空間。



奥には観葉植物を置いたテラスのようなものがあるのだが、蛍光灯を複数つけているだけで陽の差さない地下だった。外に出すこともないのだという。人工灯だけでもライムポトスなんかは生きていけるらしい。



カレーを頂いた。1100円でご飯には干し葡萄が載っているやつ。可もなく不可もなく、腹は満たされた。しかし900円という珈琲の値段に心が動かずに後にした。


吉祥寺価格というやつか。