テーブルウェアフェスティバルってことで、テーブルコーディネートも幾つか見た。
なるほど、壁からテーブルから器からカトラリーから総合芸術なのだな。掛軸や匙、水指、茶碗など総合的に揃えるのと似ている。それの現代版か。
椿の掛軸から赤、青を展開した食卓。青が入ると加賀のような色彩に思う。傍に椿の生花があるのも良い。自分の好みはやはり筒型の椿だな、などとも思う。
大賞を受賞していたのがこちらの涼しげな和の食卓。御簾を掛けていたりと好みだ。しかし、テーブルまで趣向に合わせるとなると生活においては現実的では無いな。
木村多江さんや石坂浩二さんのテーブルコーディネートもあった。石坂さんのは「大正への憧れ」がテーマらしいがこういう方面は素人目にはよくわからない。せっかくなので石坂さんからはもっと古典的な調度品で攻めた作品を見たかった。