マンゴー祝7歳

マンゴーが7歳を迎えた。


犬においては7歳からシニア。食事もカロリーと脂質の低いものに変え始める目安とされている。

人間でいえば65歳。まだ老犬と言うほど老いは目立たず、走れるし元気だが、体の気遣いは必要になってくるといったところか。


子供が二人産まれてからはすっかり後回しにすることが多くなってしまった。子供を二人、外に連れ出すことで精一杯。マンゴーは留守番してもらうことが多かった。


都内に引っ越してからは、真夜中に存分に走らせられる空地は近くに無くなってしまった。山に低山登山のお供に連れて行くことも難しくなった。何せ、東京近郊の山は登山客が多く、山に犬を連れて行くことに対してマナー違反と見做されている。糞を持ち帰らなかったり、歩道を外れて山に入らせる飼主が多かったからだそうだ。


外に連れ出す頻度が減ったことに対して少しばかり罪悪感がある。


新居は犬の為にかなり一般よりも勾配の緩い階段にしたし、家の中を縦横無尽に走り回ることはできる。室内犬ではあるので、最低限な環境は整えたとは思っている。


玄関と食堂の間に大正時代の建具が嵌っているのだが、マンゴーは注目を集めたいときにその建具をガタガタと鳴らす。飯が欲しいか、散歩に行きたいか、膝の上に乗りたいか。年を経て甘えるようになってきたと思ったが、単に普段から構ってやる頻度が減ったからかもしれない。

息子がもう少し大きくなれば秋川などに一緒に川遊びに行ったりできるようになるのではないだろうか。